埼玉千葉つなぐ“三郷流山橋”開通、新たな県境ルート誕生 周辺の混雑緩和へ 常磐道・三郷ICにも接続

関係者らが出席した開通記念行事=26日午前、三郷市前間

 埼玉県三郷市と千葉県流山市間の江戸川を越える「三郷流山橋有料道路」(全長約2キロ)が26日に開通した。江戸川の上下流に架かる橋の混雑緩和や、県境間の移動時間短縮などが期待される。

 午前9時半から、有料道路近くの三郷市立前間小学校で記念式典を行った。その後は三郷市側に設けられた料金所前で、テープカットやくす玉割りを実施。大野元裕知事や千葉県の熊谷俊人知事のほか、両県の国会議員や県議会議員らが出席し、新たな県境ルート誕生を祝った。

 開通した有料道路は、三郷市の県道三郷松伏線と流山市の県道松戸野田線バイパスをつなぎ、常磐自動車道の三郷スマートインターチェンジ(IC)にも接続する。

 片側1車線で、1回の通行料は普通車150円、軽自動車100円など。1日当たりの交通量は約1万2700台を想定する。慢性的に交通渋滞が続く流山橋の混雑緩和の効果も見込む。

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