なぜ殴られた？！猫が「猫パンチ」をしてくるときのキモチ5つ

1.お願いがある！

遊んでほしい、お腹が空いたなどのお願いがあるときには、飼い主さんに対してやさしく猫パンチをしてアピールすることがあります。

爪を出さず、軽く触れるくらいのやさしい猫パンチです。可愛い猫パンチをされたらすぐに猫の要望に応えたくなってしまいますよね。

猫は飼い主さんになでられたり抱っこされたりするのが好きでも、触られたくない気分だったとき、なで方や抱っこの仕方が気に入らなかったときはイライラして猫パンチをすることがあります。

猫は頭、背中、しっぽは触られてうれしいと感じますが、お腹、足、しっぽは嫌がることが多いです。また、なでる力が強い、毛の流れとは反対になでている、なでたり抱っこする時間が長い、抱っこが不安定なども嫌がります。

猫がイライラするとしっぽを強く叩きつけるように振ったり、耳を後ろに伏せるようにする「イカ耳」をしたりします。猫がイライラしたときの仕草をしたら、一旦開放してあげましょう。それ以上構うと、猫パンチや噛みつきなどの攻撃をしてきます。

我が家の猫も、なでようとするとその時の気分によって猫パンチをしてくることがあります。しっぽをブンブン振ったりにらんだりしていますが、その仕草が可愛くてついなでてしまい、結果的に猫パンチされる、というのを繰り返してしまうことがあります。

猫同士のケンカをしているとき、雷など大きな音に驚いたとき、遊んでいて興奮しすぎたときなどに、たまたま近くにいた飼い主さんや同居猫に猫パンチで攻撃をしてしまうことがあります。

これは、猫自身が気持ちを落ち着かせるための行動とされています。

猫をなだめてあげたくなりますが、猫が落ち着くまではそっとしてあげましょう。

物を落として大きな音を立てた、猫の足やしっぽを踏んでしまった、黒い服を着ていたなど、猫が飼い主さんに対して恐怖を感じていると、飼い主さんが近づいたときに猫パンチなど攻撃をすることがあります。

「シャー」「ウー」と鳴いて威嚇をしたり、おびえて体を小さくしたりしている場合もあります。爪を出して本気で猫パンチをすることもあるので、猫の警戒が解けるまではそっとしてあげましょう。

猫は体調不良があってもそれを隠してしまう動物です。なんともないように見えていても猫の体に痛みがある場合、その場所を触ると怒って猫パンチをするなど攻撃をしてくる場合があります。

急にそのような仕草をするようになった場合は、食欲などいつもと違うところがないか確認をしましょう。

猫パンチには、飼い主さんに何かを伝えたい気持ち、気に入らないことがあると伝えたい気持ちが込められています。

猫が興奮しているときの猫パンチはケガをする可能性があるので、落ち着くまでそっとしてあげましょう。

なお、痛みが原因で猫パンチなど攻撃をしている場合もあるので、愛猫の様子をしっかり観察することも大切です。