日光快勝、第1代表に 日光東も全国切符 アイスホッケー全中関東予選

日光-埼玉県選抜 第1ピリオド14分37秒、日光の上野(手前)が同点ゴールを決める=日光霧降アイスアリーナ

 アイスホッケーの第44回全国中学大会関東予選は26日、日光霧降アイスアリーナで決勝戦に当たる第1代表決定戦と、代表決定戦を行った。

 日光は第1代表決定戦で埼玉県選抜と対戦、4-1で快勝し関東第1代表の座をつかんだ。日光は開始19秒で先制点を奪われたが、第1ピリオド(P)終了間際の14分37秒に追い付くと、第2P6分52秒に勝ち越し。その後も得点を重ねて突き放した。

 最後の5枠目をかけて千葉県選抜との代表決定戦に臨んだ日光東は、5-2で勝利し全国大会への切符を手に入れた。

嫌な展開焦らず修正

 ○…関東王者の座をつかんだ日光は開始わずか19秒で失点する展開。暗雲立ちこめる嫌な立ち上がりとなったが、FW上野航史(うえのこうし)主将は「俺たちFWが決めれば問題ない」と冷静だった。

 その言葉通り第1ピリオド(P)終了間際に上野のゴールで同点。勢いづいた第2PはFW松村陽太(まつむらようた)がカウンターで左サイドを突破し、「自信があった」というGKとの1対1で狙い通りゴール左上に突き刺し逆転した。

 2カ月後に控える全国大会では「ポイントに絡む活躍をしたい」と松村。上野は「3年間の集大成。絶対に優勝で終わる」と力強かった。

ほっとしているが...

 4連覇こそ逃したが、日光東は8大会連続の全国切符をつかんだ。FW藍原基有(あいはらもとあり)主将は「ほっとしているが、関東で優勝するくらいでないと全国では戦えない」と笑顔はなかった。

 千葉県選抜との代表決定戦は、負けられないというプレッシャーからか、立ち上がりの動きが重く開始11分42秒に失点。第1ピリオド(P)終了後のミーティングで話し合い、体を張ったプレーなど持ち味を発揮して息を吹き返した。

 前回の全国大会は8強。藍原主将は「首の皮一枚つながった。これからの練習で縫い合わせていき、勝てるチームを作りたい」と意気込んだ。

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