ブレーブスがベラスケスとマイナー契約 手薄になった二遊間の控え

ブレーブスは今季終了後にロースターの40人枠から外されたあとFAになることを選択していたアンドリュー・ベラスケスとマイナー契約で再契約を結んだようだ。MLB公式サイトの選手個人ページに現地時間11月24日付けでマイナー契約を結んだこと、同26日付けでマイナーAAA級グウィネットに配属されたことが記載されている。ブレーブスはホワイトソックスからアーロン・バマーを獲得したトレードで複数の内野手を放出。二遊間が手薄になっており、ベラスケスはバックアップ要員として出番を待つことになりそうだ。

現在29歳のベラスケスは2012年ドラフト7巡目指名でダイヤモンドバックスに入団。2014年11月にレイズへトレードされ、2018年にメジャーデビューを果たした。2019年途中にインディアンス(現ガーディアンズ)へ放出されると、2020年2月にはウエーバーでオリオールズへ移籍。2021年はブロンクス出身のベラスケスにとって地元球団であるヤンキースでプレーし、メジャー初本塁打も放った。

2022年はエンゼルスで遊撃のレギュラー格として起用され、自己最多の125試合に出場して打率.196、9本塁打、28打点、17盗塁、OPS.540を記録。打撃面ではレギュラー失格の成績だったが、遊撃の守備ではDRS(守備防御点)+11をマークしてチームに貢献した。ところが、今季は打てないだけでなく、自慢の守備力も大幅に悪化。メジャーとマイナーの往復を繰り返すシーズンとなり、9月上旬にはウエーバーでブレーブスへ放出されたが、移籍後はメジャーでの出場機会はなかった。

ブレーブスはオジー・オルビーズ、オーランド・アルシアという今季オールスター・ゲームに選出された二遊間コンビがいるものの、若手遊撃手のボーン・グリッソムは拙守のため外野コンバートが検討されており、控え内野手のニッキー・ロペスとブレイデン・シューメイクはバマーとのトレードでホワイトソックスへ放出。二遊間のバックアップがかなり手薄になっており、保険の意味も込めてベラスケスとの再契約に動いたのだとみられる。今後の補強次第ではあるものの、ベラスケスには来季、ブレーブスの一員としてメジャーでプレーするチャンスがあるかもしれない。

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