建築廃材撤去へ 県が行政代執行着手 業者の代表と妻死亡で撤去費用3000万円の請求は?=静岡・掛川市

静岡県掛川市上内田地区の建築業者の敷地に不適切に投棄されたコンクリート片などの建築廃材を撤去する静岡県による行政代執行が11月27日朝から始まりました。

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<静岡県廃棄物リサイクル課 片山広文課長>
「行政代執行を開始します」

行政代執行による撤去が始まったのは建築業者「山猛建築」が掛川市上内田に所有する敷地に投棄したコンクリート片などの建築廃材約900立方メートルです。

県は2022年2月、廃棄物処理法に基づき、すでに亡くなっていた「山猛建築」の代表に変わり、妻に全量撤去を求める措置命令を出しましたが、妻が2023年8月に亡くなり、命令の実効性が失われていました。

撤去作業の期間は2024年3月後半までを予定。費用は約3000万円を見込んでいますが、措置命令の対象者が不在となっていて、県は請求方法などに関する検討を続けています。

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