朗読、寸劇で山田方谷に親しんで 12月10日、県立博物館で催し

 幕末の備中松山藩で財政再建に尽力した儒学者山田方谷(1805~77年)を題材に本紙で連載中の小説「孤城春たり」を朗読し、方谷に親しんでもらう「孤城春たりを楽しく読む笹ケ瀬川の会at県博」が12月10日、岡山市北区後楽園の県立博物館で開かれる。

 岡山市で小説の朗読会を開いているNPO法人音楽の砦(とりで)が、方谷に興味を持つきっかけにしてもらおうと企画。プロによる朗読のほか、人柄を紹介する寸劇、ボイスクリエーターで同法人理事長の松原徹さん=同市=による功績をたたえたオリジナル曲の披露もある。

 松原さんは「歴史が苦手な人も気軽に参加してもらい、方谷の偉大さ、素晴らしさを知ってほしい」と呼びかけている。

 午後1時半から。定員80人で先着順。参加費千円。申し込みは松原さん(086―250―6590)。

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