元オリックスのランヘル・ラベロがマリナーズとマイナー契約を結ぶ

日本時間11月27日、野球リポーターのフランシス・ロメロ記者はキューバ出身の31歳、ランヘル・ラベロがマリナーズとマイナー契約を結んだことを伝えた。11月16日付け(現地時間)でMLB公式サイトの選手個人ページにも記載されており、ロメロ記者によると、ラベロは招待選手としてスプリング・トレーニングに参加する予定だという。ラベロがメジャーでプレーしたのはカージナルス時代の2020年が最後。来季は4年ぶりのメジャー復帰を目指すシーズンとなる。

2010年ドラフト6巡目指名でホワイトソックスに入団したラベロは、2014年12月にクリス・バシット、マーカス・セミエン、ジェフ・サマージャらを含む大型トレードでアスレチックスへ移籍。2017年3月末にアスレチックスを解雇されたあと、マイナー契約でカージナルスに加入し、2019年にメジャーデビューを果たした。しかし、2019年は29試合、翌2020年も13試合の出場にとどまり、目立った活躍はできず。メジャー通算では42試合に出場し、打率.189、3本塁打、13打点、OPS.601という成績を残している。

2021年はドジャースのマイナーでプレーしていたが、7月に日本プロ野球のオリックスバファローズに入団。二軍の試合で死球を受けて骨折したため、シーズン終盤の2試合のみしか出場できなかった。翌2022年は24試合で打率.138、1本塁打、2打点、OPS.503に終わり、シーズン終了後に自由契約公示されて退団。今季はパドレス傘下AAA級で59試合に出場して打率.310、8本塁打、35打点、OPS.901をマークしたが、故障の影響もあり、メジャー昇格の機会は得られなかった。

マリナーズは今季最も多くDHでスタメン起用されたマイク・フォードをノンテンダーFAとしたため、現時点ではDHの枠が空いている。また、一塁にはタイ・フランスがいるものの、外野はフリオ・ロドリゲス、ジャレッド・ケルニックに続く最後の1枠が埋まっておらず、外野の両翼を守ることができるラベロにとって、外野でも出場機会を得るチャンスがあるだろう。スプリング・トレーニングで自慢の打撃力をアピールし、開幕ロースター入りを勝ち取れるか注目だ。

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