入来茉里と白石隼也が「蜜と毒」でW主演。それぞれの不倫相手に追い詰められていく夫婦役

入来茉里白石隼也が、BSテレ東で2024年1月10日にスタートする、DRAMA ADDICT「蜜と毒」(水曜深夜0:00)でダブル主演を務めることが分かった。衝撃的な展開の連続で話題を呼んだ柏屋コッコ氏による電子コミック「蜜と毒~逆恨みの復讐」が原作の連ドラで、不倫し合う夫婦を演じる。

「蜜と毒」は、一時の感情に流されて互いが別の人と不倫関係を持ってしまった夫婦が、それぞれの不倫相手によって追い詰められていく、ノンストップ・クライシスサスペンスドラマだ。仕事熱心な夫を支えるよき妻でありながら、夫の不倫に気付いてしまい、自身も社内の後輩・大塚圭介と不倫してしまう小坂マチコ(入来)。一方、マチコの夫で仕事第一、若い女性・小鳥遊優梨子と不倫関係を持つ小坂亮平(白石)。2人は、パートナーに不倫されながら、自身も不倫に走ってしまう。

夫婦関係では満たされない心と体を癒やしてくれる存在だった、それぞれの不倫相手である圭介と優梨子は、小坂夫妻を陥れていく。彼らの愛は、やがて狂気となってマチコと亮平に襲い掛かる。容姿端麗でコミュニケーション能力は高いが、異様なまでの粘着質でマチコに迫る圭介。社長令嬢で亮平へのいちずな愛が暴走する優梨子。常軌を逸した方法で2人を追い詰めていく不倫相手たちからも目が離せない。

マチコは、仕事熱心な夫・亮平を支えるよき妻として、一軒家で2人暮らしをしていた。最近復帰したパート先の女性社員からは疎まれていたものの、後輩・大塚のフォローを得つつ、仕事も家庭も順調だと思っていた。しかしそんなマチコの周辺に、不可解なことが起こり始める。家に突然やって来た謎の女。その女と同じ甘い香りがする夫・亮平。亮平の不倫を疑い始めたマチコは、自身も後輩の大塚と関係を持ってしまう。

自身が演じるマチコについて、入来は「原作を読み、不倫という行為が巻き起こす予測不能な展開にハラハラしながら一気に読みました。翻弄(ほんろう)されるマチコが求める幸せの形と決断の日々を、緊張感を持って演じていきたいと思います」と意気込み、「私にとっては今作品が連続ドラマでの初主演作品になります。思い入れの強い作品になると思いますし、題材的にも体当たりで挑む期間になるだろうと、撮影がとても楽しみです」と意気込んでいる。

一方、脚本を読んだ白石は「なんと恐ろしい脚本」と感じたという。そして「愛という美しい言葉を建前に、4人の男女が自らの欲望をかなえる愛憎劇です。愛というのは、時に美しく、時に醜いものなのかもしれません。そんな恋愛はドラマの中だけにとどめましょう。ぜひお楽しみください」と率直な心境を伝えている。

原作の柏屋氏は「この作品がドラマ放映される2024年は、私の漫画家生活35周年に入ります。勝手にお祝いのように感じています」と喜び、「本当に自由に描かせていただいたこの作品。表現とストーリーがどぎついので、映像化は無理だと思っていました。なので、驚きと喜びと感謝の気持ちでいっぱいです」と映像化にに感謝している。続けて「豪華キャストの皆さまが、あのキャラたちをどのよおうに演じてくれるのか、今からとても楽しみにしています。たくさんの方々に興味を持っていただき、見ていただけたら幸いです」とアピールしている。

ドラマを手掛ける小林教子プロデューサーは「奇麗な花には蜜(みつ)があるけど、毒もある。今年のまだ暑い頃、原作40巻を一気に読ませていただきました。登場人物のキレっぷり、自分の思いに忠実に突っ走る潔さに爽快感すら感じました。全10話にまとめるにあたり、不倫する側・される側の4人に凝縮させました。より濃密に、疾走感は増したのではないでしょうか。どのようなめくるめく世界が繰り広げられるか、撮影はこれからなので、とても楽しみです」と期待を寄せている。

なお、DRAMA ADDICT「蜜と毒」は、1月10日からテレビ大阪・TVQ九州放送(水曜深夜0:00)、1月15日からテレビ愛知(月曜深夜0:30)でもスタートする。

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