「今年No.1の牛映画」と世界の映画人が絶賛!A24×ケリー・ライカート監督『ファースト・カウ』

『ファースト・カウ』©︎ 2019 A24 DISTRIBUTION. LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

現代アメリカ映画の最重要作家と評され、いま最も高い評価を受ける監督のひとりであるケリー・ライカート作品『ファースト・カウ』が、12月22日(金)より公開が決定。このたび、日本版予告と石井勇一デザインの“牛”が印象的な日本版ビジュアル2種が解禁となった。

世界を熱狂させた見逃せない傑作!

本作は、お披露目されるやいなや絶賛の声が上がり、世界中の映画祭で157部門にノミネートされ27部門受賞。映画人からの評価も高く、ポン・ジュノ、ジム・ジャームッシュ、トッド・ヘインズ、濱口竜介ら名だたる監督たちが口を揃えて本作を称賛。さらに、映画ファンに最も愛される配給会社「A24」とライカート監督の初タッグが実現し、自身の最高傑作との呼び声も高い本作が誕生した。

物語の舞台は西部開拓時代のオレゴン州。アメリカン・ドリームを求めて未開の地にやってきた料理人のクッキーと中国人移民のキング・ルーは、ドーナツ作りを通して少しずつ友情を育んでいく—。

日本版予告では、アメリカン・ドリームを夢見るふたりの男が、未開の地に初めてやってきたたった一頭の牛と出会い、物語が動き出す様子が描かれる。ポン・ジュノ、ジム・ジャームッシュら世界の映画人が絶賛する本作は、「今年No.1の牛映画(The Spectator)」との呼び声も。甘いドーナツで一攫千金を夢見るふたりの友情の物語の行方が気になる映像となっている。

物語の鍵を握る“牛”が印象的な日本版ビジュアル

牛との出会いが物語の行方を握る本作。トビー・ジョーンズ演じる仲買商が、お茶にミルクを入れるために呼び寄せた、この地にたった一頭の牛。料理人のクッキーとキング・ルーは夜な夜な仲買商の豪邸に忍び込み、盗んだ貴重なミルクで作ったドーナツで一攫千金を狙うことに。すると、その美味しさがたちまち話題となり、やがて仲買人本人の目にも止まるが…。

そんな物語の鍵を握る“牛”が印象的な日本版ビジュアル。デザインを手がけたのは、『君の名前で僕を読んで』『mid90s ミッドナインティーズ』『わたしは最悪。』など、これまで人気作のビジュアルを数々担当してきた、デザイナーの石井勇一氏。

一つ目は、本国ビジュアルの世界を踏襲したもの。牛が船で運ばれている様子が切り取られ、静かにこちらを覗く姿が目に留まる。さらに「おいしい話にご用心。」というコピーが浮かび、決して一筋縄ではいかない、ふたりの旅路の行方が気になる1枚となっている。

もう一つは、日本オリジナルで作成したもので、牛がまさに未開の地に降り立つ瞬間が映し出され、物語の始まりを連想させる。背景には紅葉色づく美しい木々が見られ、本作の魅力の一つでもある、豊な自然を感じることができる。

劇中の牛を演じたのは、イーヴィーという雌牛。ケリー・ライカート監督は、映画の重要なキャラクターとなるイーヴィーとのエピソードとして、たくさんの顔写真の中からいちばん大きな目をしていた彼女を抜擢したと語っている。

『ファースト・カウ』は12月22日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国公開

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