迫力の技!「鷹狩り」 松代城跡で体験会【長野市】

徳川家康も愛したと言われる「鷹狩り」。長野市松代町がその聖地だったことはあまり知られていません。信州で根付いた文化を広く発信しようと、大学生が旗振り役となりました。

枝に止まる一羽の鷹。

披露したのは諏訪流放鷹術保存会の「鷹匠」・・・鷹の調教師です。
26日、長野市松代城跡で実演イベントが開かれ県内外から500人が集まりました。イベントを企画したのは、県立大学グローバルマネジメント学部の学生です。

■学生
「このイベントで松代町に鷹狩という真田信之公ゆかりの伝統文化を発信し地域を盛り上げたい」

初代松代城藩主の真田信之は鷹狩りを好んだお殿様。鷹術の名家がいた松代は「鷹狩りの聖地」として格式があったとされています。

「学生がデザインしました」

地元に伝わる文化を発信しようと、真田信之と鷹狩りをイメージしたグッズを作りました。会場では鷹匠の体験会も!地元の子どもたちが挑戦しました。

■場内のアナウンス
「お姉ちゃんの腕が気持ちいいのかな、離れません」

しばらくすると…

「きました~無事届きました」

■松代町内から鷹狩体験
「お殿様が実際にやっていたことを体験できるのが、とてもうれしくてきょうは楽しかった」

■小学5年生
「漫画とかではかっこいいなと思っていたけど、生で見てうれしかったです」

鷹狩りは世界11カ国が共同申請し、2010年にユネスコの無形文化遺産として登録されました。世界に通じるグローバルな文化を、「信州の聖地」から発信しました。

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