和歌山私立高が授業料無償化参加 大阪府外で初、府民対象

 大阪府が2024年度の導入を目指す高校授業料の完全無償化制度に、和歌山県内の複数の私立高校が参加する方針であることが27日、学校側への取材で分かった。制度に参加すると、大阪府から通う生徒の授業料は無償となる。大阪府外の私学の参加方針が明らかになるのは初めて。

 取材に対し、参加する意向を示したのは、初芝橋本高(橋本市)、智弁和歌山高(和歌山市)、開智高(同)、和歌山信愛高(同)、近畿大付属和歌山高(同)、近畿大付属新宮高(新宮市)、高野山高(高野町)の計7校。授業料が補助上限の63万円を超過した分は学校負担となるが、7校はいずれも下回っており、負担は生じない。

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