宮城県の県営住宅廃止方針に反対 住民らが現地建て替えを求め署名活動

古くなった宮城県の県営住宅を順次、廃止するとした宮城県の方針に対して、住民でつくる市民団体は仙台市青葉区で現地での建て替えを求める署名活動を行いました。

署名活動を行ったのは、主に県営住宅の入居者でつくる住みよい県営住宅をつくる県民の会のメンバーです。

県は101カ所ある県営住宅について、耐用年数を迎えても建て替えはせずに順次、廃止を検討する方針を示しています。10年以内に黒松や将監など6つの団地の一部を廃止とする方針です。

この方針を受け市民団体のメンバーが、老朽化による廃止ではなく現在の場所での建て替えを求めて署名活動を行い、県民の理解を求めました。

住みよい県営住宅をつくる県民の会赤間直美代表世話人「老朽化は否めません。だけど、きちんと維持管理もしていないのに古くなったから全部廃止するというのはどうかと思う」

市民団体では、県営住宅のあり方について集めた署名を県に提出し廃止方針の撤回を求める考えです。

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