中国、3隻目空母が射出実験 香港紙報道、電磁式カタパルト

 【広州共同】中国上海市で2022年6月に進水した中国3隻目の新型空母「福建」が上海の埠頭で、艦載機発進用の電磁式カタパルト(射出機)の射出実験を行ったと、27日付の香港紙、明報などが報じた。インターネットに出回っている映像を基に伝えた。

 同紙は軍事専門家の話として、停泊した状態の空母から車輪がついた物体を射出するのに成功したとの見方を伝えた。

 ネットに出ている映像では空母の前方に水柱が上がる様子が写っている。実際にカタパルトが作動している場面はない。

 電磁式カタパルトはリニアモーターで航空機をけん引、加速させる。艦載機の離陸回数を増やすなどの利点があるという。

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