富良野って何て読むかわかる?観光地からの脱却、もうラベンダーと『北の国から』に頼らない!

こんにちは!埼玉から北海道に移住した登山女子です。

突然ですが、富良野って何て読むかわかりますか?

答えは、ふらのです。

富良野はラベンダー畑やドラマ「北の国から」の舞台などで有名な北海道有数の観光地なのですが、最近の若い方はなんて読むか分からない方も多いらしいのです!

おそらくドラマ「北の国から」世代の方は知っている方が多いのではないかな?と思いますが、このまま今ある観光資源にだけ頼っていると富良野を知っている日本人が少なくなってしまうような気がします・・・

そこで「観光地」に捉われないまちの見せ方や既存資源の活用をすべく、富良野市が動き出しました!

農スノー共創ラボ

富良野市では2022年にシティプロモーション事業が始動し、シティプロモーションを通じて目指すことを「メイン産業の再興」「シビックプライドの醸成」と定めました。

※シティプロモーションとは、そのまちに住んでいる人に自分のまちを好きになってもらう(シビックプライド)取り組みや地域の売り込み、知名度の向上など、まだ世間に知られていない魅力を掘り起こして外部に向けて発信する取り組みなどを指します。

2023年度からは稼ぐを軸に富良野市の主要産業である農業(農)観光資源(スノー)に焦点を当てた、価値創造をするプロジェクトが立ち上がっています。

その名も農スノー共創ラボ!あたり前にある価値を最大化するアイディアを具現化することで、地域が稼げる状態(事業化等)を作り出そう!というプロジェクトです。なんだか未知なことが始まっていてワクワクしています!

このプロジェクトは6月下旬にスタートし、月に1回ミーティングが開かれており、毎回プロジェクトメンバーで何をどうしたら価値を創造できるのか?という議論をしています。

実は登山女子、このミーティングに毎回参加しているので、今回はわたし目線で気になったことを深掘りしていこうと思います!

第一回ミーティングの様子

盆地の恩恵・・・?

ミーティングの様子を見ていて気になったのが富良野は盆地ならではの資源が多いということ。
富良野のアスパラやメロンなどの農作物が美味しいのも、さらフワなパウダースノーも、実は盆地のおかげらしいのです。

大雪山系や芦別岳に囲まれた富良野盆地は内陸性の気候なので、年間を通しての寒暖差が大きく、夏は30度、冬は-30度となんと年間の寒暖差60度にもなるんです!年間の寒暖差だけでなく、1日の寒暖差も大きいんです。

この寒暖差のおかげで、農作物のうまみ・甘味が凝縮されておいしくなりますし、パウダースノーも真冬に-30度まで下がるおかげで、雪に含まれる水分量が少なくなりさらフワになるんです。(簡潔に言うと)

昨年から始動し始めたfurano bonchi powder projectでは、富良野盆地に降るパウダースノーをbonchi powder(盆地パウダー)、略してbonpow(ボンパウ)としてブランド化。その中の取り組みとして今シーズンから、雪質の良さをより分かりやすく伝える「ふわサラ度」予測の運用が始まるなど、市内の動きも活発化しています!

bonchi powder公式サイトはこちらをチェック!https://bonchipowder.com/

下に見えているのが富良野盆地

最後に

正直なところ、私は移住してくるまで富良野に対して盆地というイメージがなかったので、富良野がこんなにも盆地の恩恵にあずかっているとは思っていませんでした。笑

普通に暮らしているだけでは当たり前になってしまう、盆地という富良野ならではの価値。ミーティングではこのプロジェクトに参加して、改めて価値を認識しているメンバーの方もいました。

果たしてこの盆地という価値を活かした事業がつくられるのか?はたまた全く違う何かが出来上がるのか?動向が気になりますよね!

「有名な観光地」という枠に捉われず、新しい一歩を踏み出した富良野市でどういう価値が作られていくのか?目が離せません。現時点ではプロジェクトについて詳しくお伝えすることができないのですが、また動きがあったらお伝えします。

ぜひ、新しい富良野をお楽しみに!

The post 富良野って何て読むかわかる?観光地からの脱却、もうラベンダーと『北の国から』に頼らない! first appeared on Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム.

© ネイティブ株式会社