父親と同じ道に進んでいた特技を生かした中山翔貴

タレントの中山秀征の長男で、俳優の中山翔貴が、TBS系ドラマ「下剋上球児」に、26日に放送された第7話から出演している。

鈴木亮平主演の同ドラマは、高校野球を通じて、現代社会の教育や地域、家庭が抱える問題や愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。中山は主人公が監督を務める高校がミラクルを起こすことになる、2018年に入学した地元のシニア出身の阪大輔役を演じている。

各メディアによると、中山は、一度はレギュラー出演のオーディションでは落選したものの、その後にドラマのタイトル通りに出演を勝ち取ったのだとか。小学1年生から野球を始め、学生時代は野球部で活動。青学大ではピッチャーとして活躍し、オーディションで球速140キロを投げるなど奮闘したという。

出演にあたっては、「自分の高校野球生活ではかなえられなかった甲子園出場という夢に、役としてまた挑戦できるのがすごく楽しみなので、全力で挑みたいと思います」とコメントを寄せた。

とはいえ、今回がデビュー作ではなく、2022年4月期放送のテレビ東京系「しろめし修行僧」で俳優デビュー。以降、MBS・TBS系「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」、NHKBSプレミアム「定年退食」、WOWOW「ドラフトキング」、映画『沈黙の艦隊』(9月29日公開)、映画「うかうかと終焉」(10月13日公開)などに出演している。

「コツコツ俳優としてのキャリアを積み上げているが、強豪校の大学まで野球をやったとなればもはや特技のレベル。『ドラフトキング』も『下克上球児』も、その特技で役をつかんだ。父と同じ事務所に入ったが、そろそろしっかり事務所が推すことにしたようで、どんどん露出が増えるのでは。バラエティー番組での親子共演が実現するのも近いのでは」(芸能記者)

「下克上球児」の第8話以降での演技が注目される。

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