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実が小さく、収穫されることのほとんどないリンゴが、クラフトビールに生まれ変わります。
信州大学の特許技術を使って、開発されました。
飯綱町のリンゴを使ったクラフトビール「香琳(こうりん)-Kourin-」。
醸造する埼玉県のビールメーカーによると…
■コエドブルワリー・朝霧重治社長
「心地よい酸味とリンゴの香りといったところが取り入れられているような、果実酒の要素を持ったような感じ」
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使ったのは、受粉専用の品種「メイポール」です。実が小さく食べられる部分が少ないことから飯綱町ではほとんど収穫されないままとなっていました。
そこで、信州大学の特許技術が使われました。酵素を使ってポリフェノールを抽出することができる「酵素処理技術」です。取り出した液体には、100g当たりリンゴ5個分の豊富なポリフェノールが含まれているといいます。
■信州大学工学部・天野良彦教授
「未利用のものから作れるということで、非常に環境に優しい技術。リンゴに限ることなく植物の細胞壁ならいろいろな物に応用することが可能」
ビールは、ほんのりピンク色になるそうです。
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■飯綱町・峯村勝盛町長
「思いもよらぬ展開が始まったというのはワクワクしてくるし、飯綱ってとこはほんとに良いとこだぜというような雰囲気に繋がれば最高」
産学官の連携で生み出したポリフェノールたっぷりのクラフトビールは、来年1月中旬に発売されます。