フィアット、生産終了を迎えた“ツインエア”と6速MTの限定車『パンダ・クロス4×4』を導入

 その“無骨かわいいルックス”と実直な性能で支持を集めてきたイタリアが誇る実用車『Fiat Panda(フィアット・パンダ)』に、おなじみ“TwinAir”エンジンと6速MTを組み合わせた、パワフルな4輪駆動となる限定車『Panda Cross 4×4(パンダ・クロス・フォーバイフォー)』が登場。2023年年10月末をもって生産終了となったTwinAirを搭載する最後のモデルとして、12月9日(土)より販売が開始される。

 2011年の登場以来、この3代目でもロングセラーモデルに成長したフィアット・パンダは、独特の背高スタイルとコンパクトながら広々した室内空間を実現し、四角いなかでも丸みを帯びた“スクワークル(スクエア+サークル)”と呼ばれる遊び心あふれるデザインテイストを特徴とする。

 そんな高いデザイン性を持つ現行モデルのルックスを引き立てる、専用ボディカラーを採用したファン待望の限定車は、約2年周期で上陸する4輪駆動システム&マニュアルトランスミッション(MT)を組み合わせたモデルとなっている。

 エクステリア上の特徴は、専用の前後バンパーやブラックのフェンダーアーチとサイドモールディング、同じく専用のルーフレール、そしてサイズアップした15インチスチールホイール+175/65R15タイヤなどでタフな雰囲気を演出した点だ。

 歴代モデルが培ってきた4×4モデルの高い機動性はそのままに、日常のドライブを楽しむAUTOに、悪路でその実力を解き放つオフロード、そして急な下り坂でのブレーキ操作を自動で任せられるヒルディセントコントロールも備えたドライブモードセレクターの搭載により、あらゆる路面や気象状況に応じた力強い走りを実現する。

 一方のインテリアでは、限定車ならではのFIATロゴををあしらったモノグラムのオリジナルシートや、前席シートヒーター、プライバシーガラス、フルオートエアコン、リヤパーキングセンサー、オートライト、レインセンサーを装備し、快適性や機能面を向上させている。

 そんな「パンダの最終モデル」に積まれた直列2気筒8バルブのインタークーラー付き直噴ターボの名機TwinAirに、これもおなじみ6速MTを組み合わせた魅力的なパワートレインは、85PS/145Nmというアウトプット以上の快活な走りを見せ、WLTCモード燃費も16.3km/Lと優秀な省燃費性能を実現する。

 この限定車『パンダ・クロス4×4』の発売日に合わせ、12月9~10日の週末には全国のフィアットディーラーにおいて『FIAT Christmas FESTA(フィアット・クリスマス・フェスタ)』が開催され、同車の展示に加えウェブでの事前申し込みでFIATオリジナル卓上カレンダー、抽選でレストランひらまつの食事券がプレゼントされるキャンペーンも実施される。

 そのボディカラーにはフォレスタグリーンとマエストログレーの2色を設定し、各色100台限定での価格は316万円(税込)となっている。

公式サイト:https://www.fiat-auto.co.jp/panda/cross-4×4

専用の前後バンパーやブラックのフェンダーアーチとサイドモールディング、同じく専用のルーフレール、そしてサイズアップした15インチスチールホイール+175/65R15タイヤなどでタフな雰囲気を演出
ボディカラーにはフォレスタグリーンとマエストログレーの2色を設定し、各色100台限定に
4輪駆動システムに6速マニュアルトランスミッション(MT)を組み合わせ、ドライブモードセレクターも搭載する

© 株式会社三栄