日大 薬物問題の次は、副学長がパワハラ訴訟の“内輪揉め”止まらぬ泥沼化に「真面目な学生が一番被害受けてる」

(写真:時事通信)

11月27日、日本大学の澤田康広副学長が林真理子理事長に1000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたと報じられた。各メディアによると、澤田副学長は訴状で、林理事長から9月に薬物事件対応の責任を取るよう伝えられ、「警視庁による澤田副学長への捜査が進んでいる」などと言われたと主張。このことについて、澤田副学長側は「故意に相手をおとしめる違法なパワハラだ」と指摘しているという。

上層部同士の“内輪揉め”が発覚した日本大学だが7月に、都内にあるアメフト部の寮で大麻に関する情報が寄せられ、大学関係者が調べたところ、ロッカーから不審な植物片が見つかっていた。

当時、林理事長は「報道されていますように違法な薬物が見つかったとか、そういうことは一切ございません」と真っ向から疑惑を否定。ところが8月5日、アメフト部員が寮で覚醒剤や大麻を所持していたとして逮捕され、その3日後に開いた会見では大学側の隠蔽疑惑も浮上した。

「警察から『アメフト部の寮で大麻を使用している可能性がある』と大学側に連絡があったのは7月6日のこと。同日、大学側は自主調査を行い、大麻と思しき物質を見つけました。しかし、この時点では警察に知らせず、結果的にこのことを報告したのは12日後となる7月18日だったそうです」(全国紙記者)

ところが会見で澤田副学長は不審な植物片について「見た感じは、微量で細かく大麻のカスかもしれないと思った」と明かしつつも、「我々は捜査機関ではなく教育機関。反省させて自首させたいと考えた。その日には自首できる状況ではないと判断した。すぐにブツを引き渡すことはしなかった」と発言。

また林理事長も会見が遅れたことについて「隠蔽と言われることは非常に遺憾」などとコメントしたため、ネットでは《逆ギレ、開き直り、そして、言い訳。この組織、ここまでひどいとは…》など呆れるような声が上がっていた。

そして今回パワハラ訴訟が伝えられ、騒動はさらに泥沼化することに。上層部の迷走ぶりに、ネットでは「学生がかわいそう」といった声が相次いでいる。

《今そんなことしてる場合じゃねーだろとしか もう少し事が落ち着いてからやれや 見事なぐらい登場人物アホしかいねーな 本当に関係のない学生たちがかわいそうだわ…》
《学園トップがこんな事を始めたんだから日大はもう学生達の事はどうでもいいみたいになってるな 学生たちは可哀想に》
《確かに在学している日本大学の学生が一番可哀想よな。大学を運営しているトップ達が喧嘩をしてどうするんだかね…》
《真面目な日本大学の学生が一番被害受けてる事を早く気付けとしか思えない》

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