休み方や働き方を変える試み「あいち県民の日」 100人に調査 約4割の人が休んだと回答

テレビ愛知

11月27日は愛知県が定めた「あいち県民の日」です。27日を含め、県がピーアールに力を入れたあいちウイークの1週間を、県民の皆さんはどのように過ごしたのでしょうか。

愛知県 大村秀章知事:
「家族や地域のみなさんと盛り上がっていただいたこと、大変うれしく思う」

1872年11月27日に愛知県が誕生したことを受け、県は11月27日を「あいち県民の日」としました。愛知県芸術文化センターでは大村知事や地元出身のタレントらが出席して記念式典が行われました。

県民の日を含めた1週間は「あいちウイーク」と名づけられ、24日には県内で約9割の公立学校が休みになりました。保護者の有給休暇取得を促すことで、休み方改革などを進めていく狙いがあります。

学校の休みが集中した24日、東山動植物園を訪れてみると開園前に多くの家族連れが列を作っていました。

来場した人:
「有休を取った。こういった機会がオフィシャルであるというのは、私たちも休みを取って(子どもと)一緒にこういうところにも来られるので、いいことだと思う」

多くの家族連れが県の制度を利用して動物園を楽しんでいました。

あいちウイークに休みを「取った人」「取らなかった人」は、どれくらいの割合なのか。11月27日朝、名古屋駅前で、100人に調査しました。

休みを取った人:
「(休みは)取れました。水曜日と金曜日に(休みを)いただいて5連休取っていました。鳥羽の方まで旅行に行っていました」

一方、休みを「取らなかった」飲食店勤務の男性。

休みを取らなかった人:
「(店に)家族連れが多く来た。その分、僕らは忙しくて休めない。飲食業、サービス業の人がどこで休みを取れるのかという(課題がある)」

アンケートの結果は、休みを「取った人」が39人。「取らなかった人」が61人で、取らなかった人の方が多いという結果になりました。

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