ハラスメント疑惑の町長 議会が不信任決議案を否決 愛知・東郷町

テレビ愛知

職員へのハラスメント問題をめぐり、27日、東郷町議会の臨時会で審議された井俣憲治町長への不信任決議案は、採決の結果、否決されました。

町長のものとみられる音声「バカじゃねえ、本当にバカじゃねえ」「お前が死んだら香典いくらぐらい?」

職員に対し、「死ね」「殺すぞ」などのハラスメント発言を繰り返していたとされる、東郷町の井俣憲治町長。

東郷町 井俣憲治町長:
「私自身がジョークを挟んだ会話を好む傾向があり…不適切」

この問題を受け、一部の議員が町長に対する不信任決議案を提出。27日10時から開かれた臨時の議会で審議されました。

山下茂議員:
「町長の一連のハラスメント問題を受け、信なしと判断したためである」

その後の討論も紛糾。賛成議員の門原武志議員は「町長が去ることが被害者の何よりの願い」と話しました。

一方、反対の議員も。

こう田さとみ議員:
「極めて公正かつ公平な審判が必要である」

2時間以上の討論の末、採決へ。不信任決議の可決には、出席議員の4分の3以上、12人の賛成が必要です。

採決の結果、賛成が10人、反対が6人。不信任案は否決されました。この結果に井俣町長は「第三者委員会の結論を待って、私の(進退の)判断にさせていただく」と話しました。

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