ユニフォーム好きの間で根強い人気がある長袖ユニフォーム。
長袖単体よりも「半袖ユニフォーム+長袖アンダーシャツ」の組み合わせを着用する選手の方が多いが、たまに見かける長袖ユニ姿はやはり格好よい。
その長袖のレプリカユニフォームは一時期減少していたが、最近では欧州を中心に再び復活の傾向にあるようだ。
ここでは、今季のプレミアリーグで長袖レプリカユニフォームを発売した7チームをご紹介しよう。
エヴァートン
エヴァートン 2023-24 hummel ホーム 長袖ユニフォーム
10年ぶりに襟が復活したクラシックなデザインのユニフォーム。襟と袖口に描く細い線のグラフィックは、ホームスタジアム「グディソン・パーク」の構造の一部分をデザインしたもの。設計者の名前を取って“アーチボルド・リーチ・パターン”と呼ばれている。
hummelの象徴「」シェブロンは肩で止めずに袖口までデザインしていたら、さらに格好よかったかもしれない。
ウェストハム
ウェストハム・ユナイテッド 2023-24 Umbro ホーム 長袖ユニフォーム
シャボン玉を描くバブルグラフィックがユニークなデザイン。これはクラブ定番のサポーターソング(アンセム)「I'm Forever Blowing Bubbles」に由来するもので、この曲が流れるとスタジアムにシャボン玉が舞う演出は有名だ。
袖口にボディと同じクラレットをしっかりと配し、レトロな雰囲気を醸し出す。
ウォルヴァーハンプトン
ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ 2023-24 Castore ホーム 長袖ユニフォーム
1980年代のピンストライプ・ユニフォームをデザインを採用したレトロスタイル。1部と2部を行き来していた1982年から85年で使用したユニフォームに触発されたもので、今からちょうど40年前の83-84シーズンは1部リーグで戦っていた。
袖にもピンストライプをあしらっているが、これで袖口がブラックだったらより全体が引き締まったかもしれない。
アーセナル
アーセナル 2023-24 adidas ホーム 長袖ユニフォーム
03-04シーズンのプレミアリーグで無敗優勝(26勝12分0敗)という歴史的偉業を成し遂げた伝説のチーム“インヴィンシブルズ(無敵のチーム)”に敬意を表したデザイン。ゴールドの差し色が華やかで美しい。
adidasの象徴である袖のスリーストライプスを袖口までしっかりと伸ばしきり、よりスタイリッシュな印象を与える。
ブレントフォード
ブレントフォード 2023-24 Umbro ホーム 長袖ユニフォーム
前モデルにあたる21-23モデルよりもブラックを強調したデザイン。レッドとブラックに施すグラデーションが目を引く。「環境への配慮とファンの経済的負担の軽減」を理由に、来季(24-25シーズン)も継続で使用される。
袖口までレッドとブラックの2色でデザイン。Umbroらしい英国クラシック・スタイルの一着だ。
マンチェスター・ユナイテッド
マンチェスター・ユナイテッド 2023-24 adidas ホーム 長袖ユニフォーム
2019-20シーズン以来となるブラックが差し色に使われ、レッド×ブラックの力強いユナイテッドカラーが復活した今季のユニフォーム。産業革命時代に活躍した橋をモチーフとしたライングラフィックで赤いバラを幾何学的に描く。
袖口まで伸ばすブラックのスリーストライプスがソリッドな印象で、長袖の良さを存分に楽しめるデザイン。
マンチェスター・シティ
マンチェスター・シティ 2023-24 Puma ホーム 長袖ユニフォーム
本拠地「エティハド・スタジアム」の2003年の開場当時に着ていた2003-04シーズンモデルにインスピレーションを得たデザイン。近年のシティでは最も爽やかな印象を受けるユニフォームだ。
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袖口まで爽やかで美しいが、袖のデザインはもう一工夫あればさらに素晴らしいユニフォームとなっていたことだろう。
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