盗撮行為で起訴 茨城県立高教諭を懲戒免職 県教委 スカート内や女子トイレ

茨城県庁=水戸市笠原町

茨城県教委は27日、女子高校生のスカート内や女子トイレを盗撮したとして、県迷惑防止条例違反などの罪で起訴された県立石下紫峰高教諭の被告の男(33)を懲戒免職にしたと発表した。処分は同日付。

県教委などによると、男は10月7日、つくばエクスプレス(TX)流山おおたかの森駅構内で、小型カメラで女子高生のスカート内を撮影したとして、千葉県迷惑防止条例違反の疑いで同県警流山署に現行犯逮捕された。

その後、同6日にも茨城県常総市内の女子トイレに設置した小型カメラで女性を盗撮した疑いが強まったとして同27日、茨城県の迷惑防止条例違反容疑でも再逮捕。千葉地検松戸支部は今月15日、同条例違反などの罪で、男を千葉地裁松戸支部に起訴した。県教委は現場が校内かどうか明らかにしていない。

男は、県教委の聞き取りに盗撮行為を認め、他に複数回の盗撮も認めたという。

男は2018年4月に同校に赴任。県教委高校教育課は「関係者、県民の皆さまに深くおわびする」と陳謝した。

指導監督に適性を欠いたとして、校長も減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。

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