赤ちゃんを泣き止ませる『5つの音』とは? おとなしくなる理由と鳴らし方のコツ

赤ちゃんは『音』に反応して泣き止むことがある

「赤ちゃんは泣くのが仕事」とはいえ、四六時中一緒にいるお母さんお父さんにとって、長時間泣き続けられると辛く苦しい思いが生じますよね。どうにか泣き止ませるコツはないかと四苦八苦している方も多いでしょう。

実は、赤ちゃんはある特定の「音」に反応して泣き止むことがあると言われています。これは、胎内にいる時から聴力が最も発達していたため、聴力を刺激することで泣く以外の反応を見せやすくなるのです。

ある特定の赤ちゃんの気を引くような音や、胎内にいた時から聞き馴染みのある音や音楽などを聴かせると泣き止む傾向にあります。

なぜ大人しくなるの?赤ちゃんを泣き止ませる『5つの音』

どのような音が赤ちゃんを泣き止ませてくれるのでしょうか。ここでは、赤ちゃんを泣き止ませる効果の高い『音』とその理由を解説します。よく泣く赤ちゃんに悩まされているご両親は必見です。

1.換気扇の音

キッチンやお風呂場などの換気扇の音は、煩すぎない「ゴー…」という音を鳴らします。実は、この換気扇の音が胎内にいた時の聞こえ方に似ていると言われているのです。

そのため、泣いている赤ちゃんも換気扇の音を聞くと、少しずつ安心感を取り戻し、気持ちが落ち着くと言われています。

2.ドライヤーの音

同じく胎内音に似ている生活音にドライヤーの音が挙げられます。ドライヤーの「ゴーッ」という音も、胎内にいるときに聞こえていたノイズのように聞こえていると考えられています。

ただし、ドリアヤーの音は風量によってとても騒々しいですよね。あまり激しすぎると逆効果となる恐れがあるので、弱風に設定したり、録音したドライヤーの音を音量調節して聴かせてあげましょう。

3.掃除機の音

ドライヤーに似ていて、且つ胎内音にも通じる部分の多い掃除機の音も、赤ちゃんによっては反応を示し泣き止むことがあります。

「なぜか生活音の中で掃除機をかけている時は泣き止む」という声もあるほどです。少し離れた場所から聞こえる掃除機の音は、ちょうど良い音に聞こえているのかもしれません。

4.ビニールのガサガサ音

ビニール袋をガサガサと擦って鳴らした音は、胎内音だけでなく、胎内にいたときに聞こえていたお母さんの心音にも通じるところが多いと言われています。

そのため、ガサガサというビニール袋の音を聞くと泣き止んだり、反応を示しながら落ち着きを取り戻す赤ちゃんが多いです。最近では、ビニール袋の音を使った配信動画などもあるので、ぜひ活用してみましょう。

5.胎内にいたときに聴かせていた音楽

胎内にいたときの記憶は、赤ちゃんの時点でまだ残っていると言われています。そのため、胎内にいたときに聴かせていた音や音楽を聴かせると、泣き止む赤ちゃんは多いです。

例えば、クラシック音楽やピアノの音、オルゴール音、童謡などを胎教として聴かせていたお母さんは多いでしょう。

ぜひ生まれた後も、泣いたときに同じ音や音楽を聴かせてあげてください。安心感から落ち着きを取り戻し、泣き止んでくれるかもしれません。

赤ちゃんを泣き止ませるために…音の鳴らし方のコツ

赤ちゃんを泣き止ませるためには、音の鳴らし方も重要です。以下のコツを押さえて『音』を有効活用しましょう。

  • 激しすぎる、大きすぎる音はNG
  • 優しくゆっくり耳馴染みの良い音量が最適
  • 泣き止んできたら少しずつ音量を下げる

なるべく胎内音に近づけることがポイントとなります。大きすぎると逆効果になる恐れがあるので、優しくゆっくりとした耳馴染みの良い音量を意識してください。

スマホで配信されている動画などの音を活用してもいいですし、ご自身でご家庭の生活音を録音した音を音量調節して再生する方法もおすすめです。

少しずつ落ち着いてきたなと思ったら、突然音を止めるのではなく、少しずつ音量を下げてあげましょう。

自分の赤ちゃんが最も泣き止みやすい『音』を見つけよう

いかがでしたか。赤ちゃんは胎内にいたときの環境を作り出してあげると、安心感から泣き止んだり落ち着いたりすることが多いです。我が子が最も泣き止む『音』を見つけて、育児に有効活用しましょう。

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