辻発彦前西武監督が下田で野球教室「自分にあったバットの握り方を身につける。長く持って2割より短く持って3割」

埼玉西武ライオンズ前監督の辻発彦氏(65)が、静岡県下田市の敷根公園グラウンドで野球教室を開き、子どもたちに熱い指導を行った。
8度のゴールデングラブ賞に、伝説の日本シリーズでの神走塁、そして右打ちでの首位打者。監督としても西武を2度のリーグ優勝に導いたレジェンドに子どもたちの目が輝いた。

辻氏は走塁、守備、打撃と約2時間にわたって自分で手本を見せながら、野球の基本動作やコツ、心構えをアドバイス。守備では「下半身を意識して体の中心でとる。プロで上手い人はキャッチングの際に音がするよ」と、子どもたちがすぐに実践できるようにわかりやすく伝えていた。

また打撃指導では、バットの握り方、使い方を成長期で個人の体格差が大きいことを踏まえ「自分のスイング、形を作ろう。体の大きい小さいもある、長々とバット持っても打てなかったらだめ、体にあったバットを使う、短く持ったっていい、辻さんもずっと短く持ってたが3割打てたしホームランだって打った。振れるバットを使う。体が大きくなって振れるようになったら長くもてばいい。
グリップ長くもって2割より、短く持って3割打てた方がいいでしょ?それを見つけよう」と、わかりやすいようにかみ砕いてアドバイスを送っていた。

なお野球教室には女子プロ野球・西武ライオンズレディースの山崎まり選手も参加して指導した。

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