マンチェスター・ユナイテッドのコビー・メイヌーがプレミアリーグ初先発を果たし、そのプレーが称賛された。
マンチェスター・ユナイテッドのアカデミー出身のメイヌーは、2023年1月10日に行われたカラバオカップのチャールトン戦でスタメン出場しトップチームデビューを飾った。その後、昨シーズンはFAカップのレディング戦、プレミアリーグのレスター戦で途中出場を果たしている。今シーズンは、ヒザのケガでシーズンの序盤戦を欠場していた。
11月26日に行われた、プレミアリーグ第13節エヴァートン vs マンチェスター・ユナイテッドの試合でメイヌーはプレミアリーグ初先発を飾り、72分までプレーした。試合はマンチェスター・ユナイテッドが3得点を挙げ、快勝。プレミアリーグ3連勝を果たしている。マンチェスター・ユナイテッドはカゼミーロやクリスティアン・エリクセン、メイソン・マウントと中盤の選手をケガで欠いており、若いメイヌーがスタメン座を掴んだ。
エヴァートン戦のメイヌーのスタッツは『SportBible』 によると、試行したすべてのタックルに勝利し、パスは41回中34回成功しパス成功率は83%だったという。
マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督はメイヌーのプレミアリーグ初先発に関して、『Sky Sports』のインタビューで以下のように語った。
「彼がプレシーズン中にひどいケガを負ったのは、本当に残念な瞬間だった。彼は年齢の割に成熟しており、中盤にダイナミックさをもたらしている。スキルと落ち着きも兼ね備えている。彼の力を試合で証明したと思う」
「私たちは若い選手が急速に成長することを知っている。そして、プレミアリーグで先発させる時が来たと考えた。彼は素晴らしい仕事をしてくれた。ここを基本にして、プレーをさらに向上させなければならない」
『Sky Sports』の解説者、ギャリー・ネヴィル氏は「誰よりも冷静に見える18歳がいる」とメイヌーを称賛し、以下のように続けた。
「私が言える最大の賛辞は、彼がマンチェスター・シティの選手に似ているということだ。これを言うのは心苦しいが、ジョゼップ・グアルディオラ監督が彼のプレーを見たら、マンチェスター・シティの中盤に組み込みたいと思うはずだ」
また、元イングランド代表で長年トッテナムでプレーをしたマイケル・ドーソン氏もギャリー・ネヴィル氏と同様にメイヌーを高く評価した。
「彼がすべての攻撃の起点になっていたと思う。ソフィアン・アムラバトがベンチにいたと思うと、マンチェスター・ユナイテッド首脳陣は彼を高く評価しているに違いない。全体的に素晴らしいパフォーマンスだったと思う」