【マレーシア】eeevo、ジョ州の大学と産学連携で合意[経済]

eeevoグループのJMビジネス・エシックス・コンサルタンシーは、マレーシア・トゥン・フセイン・オン大学と産学連携の基本合意書を締結した(eeevoグループ提供)

マレーシアの首都クアラルンプールに本社を置く日系IT企業eeevoグループは27日、同グループのJMビジネス・エシックス・コンサルタンシー(JMBEC)がマレーシア・トゥン・フセイン・オン大学(UTHM、ジョホール州バトゥパハット)と産学連携の基本合意書を締結したと発表した。マレーシアでの日本文化の理解を高める狙いがあり、日本のビジネスマナーを普及する。

人材コンサルティング会社であるJMBECは、21日にUTHMと合意を締結した。合意には、スタッフや研究者の共同研修、専門知識の交換などが含まれる。また、広範な学術コミュニティーに利益をもたらす持続可能な協力の基盤を築く。

UTHMのアズミ・ビン・アブドゥル・ラティフ准教授は、「日本の文化は独特な面が多く、日本の文化への理解が不足している学生もいるかもしれない」と指摘。「異なるコミュニティーの文化を学習することは、異文化理解、異文化間で発揮できる能力を高める手段となる」と述べた。

JMBECのイスラミ・ビン・イスマイル・ディレクターは、協定を通じてシラバス(授業計画)として日本のビジネスマナーをマレーシアの大学生にも普及させていきたいと説明。UTHMの周りには日系企業も多数あることから、日系企業の従業員へのビジネスマナーの教育も展開できるとの考えを示した。

© 株式会社NNA