山本喜誉司賞、聖市議会で1日=コーヒー農園主ミナミハラ氏ら表彰

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 ブラジル日本文化福祉協会農業関連交流山本喜誉司賞選考委員会(上辻ネルソン委員長)は12月1日午後7時、「第52回山本喜誉司賞表彰式」をサンパウロ市ベラ・ビスタ区の市議会本会議場で行う。今年はサンパウロ州フランカ市でコーヒー農園を経営するミナミハラ・ジェトゥリオ氏とカンピーナス農業研究所のイトウ・マルガリーダ農学博士を表彰する。山本喜誉司氏没後60周年を記念して、山中イジドロ氏に功労賞が贈られる。

ミナミハラ・ジェトゥリオ氏と家族

 ミナミハラ氏のコーヒー農園では、コーヒーの木をアボカドの木の陰に植えることなどで、農薬を使用しないコーヒー生産を実現。同農園はアラモギアナ高原スペシャルティコーヒー生産者協会(AMAMSC)からも評価され、受賞が決まった。
 イトウ氏は、カンピーナス農業研究所に50年以上勤務。豆類の栽培や遺伝子改良を専門としてきた。イトウ氏の研究は、農薬使用量の削減につながり農薬健康被害の軽減に貢献した。これまでに250以上の論文を発表し、農業技術の発展に貢献した。

イトウ・マルガリーダ氏

 山中氏は農業技師として活躍。コチア産業組合、サンパウロ州農務局、連邦水産開発庁などに務めた。40年間にわたって、7人の農相の下で日本担当特別補佐官を務め、さまざまな日伯政府間のプロジェクトに関わった。
 授賞式参加希望者は、28日までに参加費150レアルをPIX(CNPJ: 61.511.127/0001-60)で振り込み、支払い証を文協メール(evento@bunkyo.org.br)宛に送付する。式典当日に受付で参加費を支払うことも可能。
 詳細問い合わせは文教事務協(evento@bunkyo.org.br)まで。

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