大森南朋「ライブハウスのお客さんが3人の時も…」 音楽も芝居も全くダメだった20代の頃を明かす

俳優の大森南朋が11月25日放送の日本テレビ系『Google Pixel presents ANOTHER SKY (アナザースカイ)』に出演。俳優としてキャリアを重ねる大森が、俳優を志したきっかけを明かした。

中学時代からUKロックに熱狂していたという大森は、その理由について「恥ずかしがり屋だし、引っ込み思案で、ビビりで、そういうのを変えたいと思ってたりして、1番ポジティブにカッコ良く見えたのがロックスターだったから」と思い起こし、高校時代にはバンドを結成したことを告白。

バンドを続けるにつれ、“音楽で成功すること”を夢見るようになったという大森が、「バンドもやりながら俳優もやっていた時期があって。でも今思うと“めっちゃ浅はかな考えだった”ってことは、もう51歳なんで分かるんですけど。当時は夢がいっぱいだったんで、“いけるんじゃないか”と思った」と当時の思いを打ち明けると、MCの今田耕司が「元々音楽だったっていうのも意外。ずっと役者を目指してやって、今があるみたいな感じがしてた」とコメント。すると大森は「その時点で少なからず、父親(麿赤兒)が俳優をやってるということは認識と意識も完全にあって。もちろん(興味が)すごいあったんですけど、自分から父親に“役者やりたい”とか言うことがまずできなかった」と本音を明かした。

しかし、バンドブームが終わった後の音楽の道は険しく、ライブハウスのお客さんが3人の時も。そして「バンドは一切うまく回らず。29歳かな?音楽に挫折したんでしょうね」と志半ばでバンドは解散。同じ時期に俳優業にも挑んだが、その活動も順風満帆ではなく「俳優やり始めてなかなか目が出ない頃、“一体何をしているんだ”って日々思って、お酒に逃げる時もあれば、あの頃が1番悩んでたんじゃないかなと思います」と、当時の苦悩を明かした大森。

そんな時期に運命的な作品、映画『殺し屋1』と出会い、出演をきっかけに俳優1本にシフトすることを決意したという大森は「何年かかけて少しずつ、映画の人とかドラマの人に呼んでもらえるようになったという感じですね」と思い返し、その後、大河ドラマ『龍馬伝』の出演をきっかけに「やっとちゃんと食べられるようになって、稼げるようになった」と、感慨深い様子で語り、締めくくった。

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