【聞かせて】 No.838「高重 翔さん・アジア大会出場決定 世界一位を目指すマジシャン」

 2023年11月5日に三重県で開かれたマジックの大会「ICMマジックコンベンション」のクロースアップ部門でファイナリストに選ばれた。同大会は、2024年9月に開かれるアジア大会の選考会も兼ねており、日本代表としての出場認定も得た。

 「このアジア大会は、マジックのオリンピックと呼ばれる『FISM WCM』にもつながる大会で、世界一を目指すチャレンジ」と話す。

 幼少期にテレビで見たマジシャンに憧れて本を読みあさり、師匠の元に通った。人材派遣の仕事に就いたが、やりたいことを究めたいと、路上パフォーマンスなどで生活費を稼ぎながらプロの道へ。5年前に世界3位の座を獲得し、出演依頼を受け始めていた矢先のコロナ禍だった。

 「一位以外は負けの精神で挑み、また、パーティーや催しなどで多くの人に喜んでもらいたい」と意気込みを語る。

 【プロフィル】1992年宇部市生まれ、山口市在住の31歳。山口高卒業後、山口大へ進学。2016年、23歳でプロのマジシャンに転向し、2018年には「FISM WCM」(世界大会)で3位、日本人1位に。各メディアにも多数出演中。「山口PR大使」も務める。

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