ノラ、グレイの獲得を逃したブレーブス Wソックス・シースに興味

ホワイトソックスは8月末に就任したクリス・ゲッツGMが「私は自分のチームを気に入っていない。アンタッチャブルな選手はいない」と全選手がトレード候補であることを明言。エース格の右腕ディラン・シースの動向が注目を集めており、すでに先発補強を目指すドジャースが興味を示していることが報じられている。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、大物FA投手を2人続けて獲り逃しているブレーブスもシースに対して興味を示しているようだ。

今オフのブレーブスはアレックス・アンソポロス編成本部長がペイロール増額の方針を示しており、大物先発投手の獲得を目指しているとみられる。まずはアーロン・ノラの獲得に乗り出したが、ノラは7年1億7200万ドルの大型契約でフィリーズに残留。次にソニー・グレイへの関心が報じられていたが、グレイは第1希望だったカージナルスと3年7500万ドル+オプション1年で契約した。

FA市場にはまだ山本由伸、ブレイク・スネル、ジョーダン・モンゴメリーといった大物先発投手が残っているが、ブレーブスはトレード市場に目を向け始めたようだ。とはいえ、ナイチンゲール記者は「ほかにも複数のチームがシース獲得を狙っている」と伝えており、若手有望株が充実しているとは言えないブレーブスがシース獲得に成功する保証はない。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者も「非常に多くのチームがシース争奪戦に加わっている」と報じている。

現在27歳のシースは2022年に14勝8敗、防御率2.20、227奪三振の好成績を残し、ア・リーグのサイ・ヤング賞投票で2位にランクイン。今季は33試合に先発して177イニングを投げ、7勝9敗、防御率4.58、214奪三振を記録した。FAになるまであと2年保有できるため、トレードで獲得するためにはトップ・プロスペクトを含む大きな対価が必要になるとみられている。

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