谷原章介、プロ野球90年の歴史に迫るBS5局共同企画のナビゲーターに!「野球は知的なスポーツ」

BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSテレ東、BSフジでは、12月16~20日の5夜連続で、BS5局共同企画「テレビが伝える“プロ野球”~あの歴史的瞬間、そして、未来へ~」を放送する。ナビゲーターとして各局が伝えた「あの歴史的瞬間」と「あの歴史的瞬間の裏側」を解説する谷原章介が、記者会見に出席。意気込みや見どころを語った。

「野球中継を見るならBS」が定着している、BSのキラーコンテンツであるプロ野球。日本野球がWORLD BASEBALL CLASSIC(WBC)世界一に輝いた2023年は、BS5局共同企画として、各局がそれぞれの特色を生かして、プロ野球を取り上げる2時間の特別番組を制作した。24年に迎える日本プロ野球90周年を前に、テレビが伝えるプロ野球の「歴史的瞬間」に注目し、さらに、未来のプロ野球に懸ける思いを、BS5局で伝えていく。

まず、谷原は広島東洋カープのファンということで「今回、お声掛けいただいて本当にうれしかったです。僕自身がプロ野球ファンということもあるんですけれども、今年はすごくプロ野球が盛り上がったなと。そんな中、プロ野球の歴史を振り返る番組をやらせていただけて、仕事というよりも趣味に近いものがあり、素晴らしい企画に感謝しています!」とあいさつ。

収録を終え、「あらためて振り返って、『わぁ~、懐かしい!』というものもあれば、『こんなこと知らなかった』ということがあったりして、ナレーションをしながら楽しんでおりました。これだけ長い歴史を振り返っていくので、どのシーンを切り取られるのかということも楽しみです」と感想を述べた。

会見中に「自分が見る試合は負ける」というジンクスがあることを告白した谷原が、印象に残っている試合を聞かれると「広島のピースナイターという試合が毎年8月に行われるんですけれど、その試合は本当にいい試合で記憶に残っていますね。あとは、クライマックスシリーズを久しぶりに東京ドームまで見に行ったんですけども、その時は負けました…」と悔しそうに語り、その後も次々と印象深い試合について語るが「正直、今までも野球以外のスポーツも見ちゃうと負けるかな…。特に球場に行くと、より負ける確率が上がるって、良くても同点で…」と話し、「申し訳ない。応援しちゃいけないんじゃないかなと思う」と申し訳なさそうにコメントした。

また、野球の面白さについて問われ、「野球って知的なスポーツだと思っていて、例えばこの選手の持ち玉は何だとか、この打者の得意なコースはこうで、各球場の特性として阪神甲子園球場だったら浜風があったりするとか…。そういった特性の中、相手チームはどういう攻め方をするから、こっちのチームはどういう攻め方をすると考える。サッカーみたいに動き続けないじゃないですか。ワンプレー、ワンプレー止まる。止まるってことは準備ができるってことで、相手も作戦を練ってくる。その間に(見ている)僕たちも、たぶん次カーブで外角から来るんじゃないか、もしくは内角にズバッと来るよ。そういうことを考えることができる知的シミュレーションができるスポーツだと思っているんです。それが一番の魅力だと思います」と分析した。

今季セ・リーグで2位になったにもかかわらず、広島があまり取り上げられないと知った谷原は、「プロ野球の90周年をすべてを振り返ると聞いているんですけど、出ていないことが全く理解できないです」と少々不服そう。だが、「いち野球ファンとしてナビゲーターを務めました!」と笑顔を見せた。

12月16日(第1夜)は、BS日テレ「巨人90周年~粋を継ぐ者~」(午後7:00)。来年、球団創設90周年を迎える巨人軍の歴史の裏に隠された「粋なドラマ」を振り返る。

17日(第2夜)は、BSフジ「どん底を味わったWBC王者」(午後6:00)。22年、リーグ連覇を果たした東京ヤクルトスワローズが迎えた23年シーズンに、WBCで世界に挑んだ4人のスワローズ戦士が過ごした1年間を追う。

18日(第3夜)は、BSテレ東「サムライの魂を持つ男」(午後7:00)。23年、日本中を熱狂の渦に巻き込んだWBC優勝で一躍有名になった、ラーズ・ヌートバー選手に、斎藤佑樹がインタビューする。

19日(第4夜)は、BS-TBS「MLB歴代日本人選手の軌跡」(午後9:00)。メジャーリーグベースボールで輝きを放った野茂英雄、イチロー、松井秀喜ら、海を渡ったMLB日本人選手たちの懐かしいプレー映像が続々登場する。

そして、最終日の20日(第5夜)は、BS朝日「38年ぶりの日本一!~輝く我が名ぞ!栄光の阪神タイガース物語~」(午後8:00)。有名な名場面・名シーンはもちろん、歴代の名選手たちに聞いた、知られざるストーリーをひもといていく。

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