【ニューヨーク共同】米ブルームバーグ通信は27日、中国発の電子商取引サイト「SHEIN(シーイン)」が非公表で米国の規制当局に上場を申請したと報じた。来年にも上場する可能性がある。実現すれば10兆円規模の大型上場になると見込まれている。
シーインは中国で設立され、現在はシンガポールに本社を置く。流行の衣料品を低価格で提供して米国の若者の間で人気に火が付き、現在は約150カ国以上に展開。日本でも利用者が急増している。
一方で、著作権や商標権を侵害した商品が売られているとして複数のデザイナーやブランドから訴訟を起こされたり、製造過程での強制労働が指摘されたりするなど問題も抱えている。