下村脩ジュニア科学賞SASEBO 梶原君、本村君、大浦さん最高賞

下村脩科学賞を受賞した(左から)梶原君、本村君、大浦さん=佐世保市総合教育センター

 下村脩ジュニア科学賞SASEBOの表彰式が26日、佐世保市保立町の市総合教育センターであった。最高賞の科学賞に市立広田小3年の梶原悠ノ介君=小学校低学年の部=、市立大久保小5年の本村充君=小学校高学年の部=、県立佐世保北中3年の大浦咲希さん=中学校の部=が選ばれた。
 佐世保で幼少期を過ごした下村脩博士(2018年10月死去)のノーベル化学賞受賞を機に、市教委が09年に創設。15回目の今回は3038点の応募があり、物理や生物、地学の専門家ら6人が、子どもらしい発想であるかや根気強く継続的に研究したかなどを審査した。科学賞に次ぐ教育長賞には5人が選ばれた。
 科学賞3人の研究発表があり、梶原君は2年連続の科学賞。「大豆の観察」をテーマに、日照時間で条件を変えて成育の違いを記録し「半日日陰の条件が一番成育が良かった」と報告した。
 本村君も2年連続の科学賞で、昨年の内容を発展させ「セミが水分を保つために」のテーマで研究した。「新しい発見ができてよかった」と笑顔を浮かべた。
 大浦さんのテーマは「究極のシャボン玉液を作る」。手に乗せることができるシャボン玉を作るための液の割合を探り「頑張ったので受賞できてうれしかった」と話した。

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