伊藤健太郎がカレンダー発売イベントに登場!「『クールだけじゃない』というのを出していきたい」

「伊藤健太郎カレンダー2024」の発売を記念したイベントが11月25日に開催され、伊藤健太郎が会見に登壇。本作の見どころについて「今までにない表情だったり、雰囲気だったりとか、自分の出してきた写真集やカレンダーとまた一風変わったような雰囲気があるので、そういった部分を楽しんでいただけたら」とアピールした。

お気に入りのカットに選んだのは、ほとんど素の自分に近いという自然な笑顔を浮かべた6月のページ。いつもはクールな表情をしている写真が多いそうで、「ああいう笑顔ってなかなか今までになかったので、自分の中では新鮮だなと思って選びました。遊びに行っている時に、友達がケータイでパシャッと撮ったような笑顔だったりもするので」と理由を明かし、「『クールだけじゃないんだぞ、俺は』というのを出していこうかなと(笑)」と笑顔で答えた。

「すごく楽しい撮影期間でした」と語るほど満足だったという、京都と滋賀・信楽での撮影。しかし、信楽の山の中での撮影中に、周りをハチが飛んでいたというハプニングもあったそうで「カメラを向けられているから振り払うこともできず、なるべく気合でなんとか、ハチと闘っていました(笑)」と教えてくれた。さらに、京都では「星のや京都」で撮影し、宿泊もしたそうだが「すごく素晴らしい部屋で眺めも最高だったんですど、1人ぼっちだったので少し寂しかった…」と苦笑いしながら、思い出を語った。

また、カレンダーには、今年の7月に信楽で行われたファンクラブのイベントで、客席からファンが見守る中、ステージ上でサプライズで撮影された写真も収録。「今までにない経験で、すごく新鮮で楽しかったです」と、撮影を通してファンとの思い出作りを楽しんだ様子もうかがえた。

そんなエピソード満載のカレンダーを「どんなところに飾ってほしいか」という質問には、「冷蔵庫に貼ったりとか、玄関とか、生活の導線の途中に置いておいていただければ」と返答。後半には、日付が書いていない写真だけのページもあることから「カレンダーとして使い終わったら、写真としても楽しんでいただければ非常にうれしいです」と、使用後の楽しみ方も紹介した。

伊藤の二面性にフォーカスしたという今回のカレンダーにちなんで「自身の二面性を感じる時は?」と聞かれると、「あまり自分の中では二面性はないと思う」と回答。しかし、自身でも気が付かなかった二面性があったそうで「仕事をしている場所に身内が来ると、普段の自分とは違うと言われることが多くて。自分の中でオンとオフを使い分けているわけではないんですけど、周りからそう見られているということは、スイッチを無意識的に入れてる部分があるのかな?と思います」と説明した。

体形を維持するためにジムに毎週通っているという伊藤。「周りの方から『ストイックだね』とか言っていただけるんですけど、割と家でダラダラ過ごしたりもあるし、ストイックに見せるのはうまいかもしれないです(笑)」と意外な一面ものぞかせた。

残りあと1カ月となった2023年。あらためて振り返って、「今年はありがたいことに、いろんな方々とお会いしたり、今までやったことのない挑戦的な作品が多かったので、来年も引き続き、たくさんいろんな人と作品に出会えるように臨んでいきたい」と、来年の抱負とともに答えた。

さらに、プライベートでは、しっかりとテントを張る本格的なキャンプに挑戦したいそうで「時期がよくなったらやりたいなと思います」と声を弾ませた。

20代後半を迎えた伊藤に、今後の俳優業の目標について聞くと「明確な目標があるわけではないんですけど、現場に立ち続けられる俳優で居続ける、というのがこれから先ずっと持ち続ける目標だと思っています。現場がすごく好きなので、たくさんの現場に出合えるように頑張っていきたい」と俳優を貫くことを公言。

さらに、記者からの「プロデュースや歌をやってみたい気持ちはあるか」という質問には、「軸として俳優というのがあれば、そこから派生するものは興味がある」として、「今これっていうものがあるわけではないですけど、俳優という軸の中であればフットワークは軽くありたい」と前向きにコメントした。

最後に、「今回のカレンダーも、非常に盛りだくさんの内容で、今までにないような作品になっていると思います。毎月毎月見て楽しんでいただけるように、僕も来年も頑張っていきたいなと思っておりますので、ぜひぜひ楽しんでいただきたいなと思います」とファンに向けたコメントで、会見を締めくくった。

【プロフィール】

伊藤健太郎(いとう けんたろう)
1997年6月30日生まれ。東京都出身。主な出演作は、ドラマ「アシガール」(NHK総合)、「今日から俺は!!」(日本テレビ系)、連続テレビ小説「スカーレット」(NHK総合ほか)、映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」(2017年)、「デメキン」(17年)、「コーヒーが冷めないうちに」(18年)、「惡の華」(19年)、「今日から俺は!!劇場版」(20年)、「十二単衣を着た悪魔」(20年)、「冬薔薇」(22年)、「静かなるドン」(23年)など多数。19年には「コーヒーが冷めないうちに」で、第42回日本アカデミー賞 新人俳優賞・話題賞 俳優部門を受賞。最新作は、12月8日公開の映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」。

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