アルボン「1年のハードワークの結果として7位を獲得。チーム全体におめでとうと言いたい」ウイリアムズ F1第23戦決勝

 2023年F1第23戦アブダビGPの決勝レースが行われ、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは14位、ローガン・サージェントは16位でレースを終えた。ウイリアムズはアルファタウリとコンストラクターズ選手権の7位を争っていたが、28ポイントでウイリアムズが7位を守り切り、3ポイント差でアルファタウリが8位となった。

■アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=14位(58周/58周)

2023年F1第23戦アブダビGP ジェームズ・アーウィン&アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)

 まずまずのレースだった。スタートは悪かったし、その後も決して良くはなかったと思うけど、第2、第3スティントで何とかリカバーできたようだからね。残念なことに、ユウキ(角田)はとても速くて、彼のレースにはまったく絡めなかった。ただ、一年を通じたハードワークの結果として、コンストラクターズ選手権7位を獲得することはできた。

 サーキットだけでなく、ファクトリーで働いてくれたみんなも含めて、チーム全体におめでとうと言いたい。振り返ってみると、ここまでに果たしてきた進歩は、本当に素晴らしい成果だ。そして、僕自身のパフォーマンスも誇りに思う。F1ではこれまでで一番充実した一年を送った自分を褒めてやりたい。

 順位を守るために毎回全力で戦っていた時にも、チームとの結びつきのおかげで、しっかりといいシーズンを送れた。来年に目を向けると、前途にはまたチャレンジが待ち構えているに違いない。だけど、僕はこれからどうなるかが楽しみで、もう今からワクワクしている。

■ローガン・サージェント(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=16位(58周/58周)

2023年F1第23戦アブダビGP ローガン・サージェント(ウイリアムズ)

 まずは、サーキットとグローブのチームのみんなに、コンストラクターズ選手権7位獲得、おめでとうと言いたい。この結果を手にするために、誰もが年間を通じて本当に一生懸命に働いてきた。今日のレースに関しては、残念ながらスタートでひとつかふたつ順位を上げることができず、それ以降はややペースに欠けていた。

 僕はあえて最適な戦略を犠牲にして、ダニエル(・リカルド)をできるだけ長く抑えようと努めた。そうしてチームに貢献するために、数周にわたって彼に抵抗し、ディフェンスしたことを誇りに思うよ。新品のハードタイヤを履いたスティントは楽しかった。ずっと予選ラップ並みにプッシュし続けて、順位を取り戻していくことができたからね。

 僕個人の観点から言うと、今回もまたいい週末だった。もちろん、土曜の予選はトラックリミット違反で残念な結果に終わったけど、レースではこのクルマが持っているペースを発揮できたことに満足している。僕のルーキーシーズンを通じて、厳しい時もあればいい時もあった。でも、このシーズン後半には、間違いなく勢いに乗れてきた。レースペースは急傾斜の右肩上がりで、予選もうまくまとまり始めている。

 この一年間、苦境にめげずに頑張ってきた自分を誇りに思う。決してあきらめず、プッシュし続け、進歩し続けてきた。そして、このシーズンを共に過ごす仲間として、これ以上は望めないという最高の人たちにも恵まれた。

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