JR神戸線の信号トラブル 原因はケーブル断線 3万4千人に影響

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 JR西日本は、28日朝にJR神戸線のひめじ別所(兵庫県姫路市)-曽根(同県高砂市)の間で発生した信号トラブルで、原因を調査するため、宝殿(同県高砂市)-上郡(同県上郡町)間の上下線で運転を見合わせたが、午後2時すぎに運転を再開した。

 JR神戸線のひめじ別所-曽根間の信号トラブルは、27日午前7時過ぎに発生。信号機が不規則に赤や青に変わり、正常に作動しなくなった。調査の結果、各列車の在線位置を検知する機器のケーブルが断線していたのが原因だった。

 約2時間後に通常運転を再開したが、午前10時の時点で上下10本が運休し、上りの新快速が最大で約1時間50分遅れたのをはじめ上下44本に遅れが生じた。さらに午後から、原因調査のため宝殿-上郡間の運転を見合わせていた。

 JR西日本によると、信号トラブルは通勤や通学時間帯と重なり、約3万4千人に影響した。午後2時現在も、JR神戸線と山陽線、赤穂線で運休や遅れが発生しているという。

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