玉木宏がエンタメ司法ドラマ「ジャンヌの裁き」で主演。市民から選ばれた検察審査会が絶対権力に立ち向かう!

玉木宏が、テレ東系で2024年1月12日にスタートするドラマ8「ジャンヌの裁き」(金曜午後8:00)で主演を務めることが分かった。玉木がテレ東ドラマに出演するのは、2019年の「スパイラル~町工場の奇跡~」に主演して以来およそ5年ぶりとなる。

そこそこ人気の少女漫画家“さんぷう・みなみ”。世間的には女性と思われているが、その正体はちょっと優柔不断なシングルファーザー・越前剛太郎(玉木)だ。ある日、剛太郎のもとに、日本国民から裁判所がランダムに選ぶ“検察審査員”に任命されたとの通知書が届く。漫画の〆切に追われる剛太郎は辞退を申し出るが、特別な事情ではないため裁判所に却下されてしまう。当初は、検察審査会に後ろ向きだった剛太郎だったが、事件の裏にある人々の思いや、検察によって理不尽に隠された真実を知るうちに、徐々に検察審査会の重要性を認識していく。

“強者”である検察に“弱者”である一般人の寄せ集め・検察審査会メンバーが立ち向かい、隠された巨悪の存在に迫っていく「ジャンヌの裁き」について、玉木は「検察審査会を描くドラマは新鮮だと思いました。僕自身にとって、検察審査会というのは身近なようで、見えないことが多い分、身近に感じられない部分もある、そんなテーマでした。検察審査員に選ばれる11人の登場人物達たちも同様、検察審査会について、あまり理解できていない人たちが多いので、ドラマとして見やすい設定だと感じました」と印象を述べる。

さらに、「久しぶりの連続ドラマをうれしく思いますが、スケジュール的にドラマが一番大変なジャンルだと思っているので(笑)、そこは覚悟しつつ、よきチームを作り、撮影に臨みたいと思います」と意欲を燃やしつつ、「誰かを思う優しさ、誰かを心から思いやることができれば、自ずと強くなれるのかもしれません。“自利”と“利他”、そんなことを考えるきっかけになるドラマになればと思います」とアピールしている。

ドラマを手掛ける北川俊樹プロデューサーは、検察審査会に関して「恥ずかしながら、私自身詳しくは知りませんでした」と話し、このドラマの企画に携わるにあたり事例をリサーチしたそうで「数ある事件の不起訴判決を『不起訴不当』、あるいは『起訴相当』としてきた事実を知りました。つまり、『ちょっと待って。この事件、もう一度話し合ってみましょうよ』と、市民が法曹界に物申す。一般の人々が、司法機関の下した不起訴という判決を覆すという事態が実際に起きている事実に驚きました」と明かす。

続けて「司法の素人だからこそ、気付けること、気になること、見逃すわけにはいかないこと、というのがあるのかもしれません。このドラマでは、そんな司法の網目からこぼれ落ちてしまった人々の思いを丁寧に描いていきます。そして、個性豊かな審査会メンバーのまとめ役として悪戦苦闘する主人公を演じていいただくのが、主演の玉木宏さん。すごくりりしくて落ち着いた雰囲気のある玉木さんですが、そんな雰囲気とはかけ離れた、ちょっと優柔不断で流されやすいチャーミングな役柄を演じていたただきます。これまであまり注目されてこなかった司法機関を舞台に、かつてない新しい司法ドラマを目指します」と、作品の意義深さを伝えている。

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