埼玉で交通取り締まり強化へ 重大事故が増加する時期突入 編成された白バイ部隊、重点を置く時間帯は

街頭活動に出陣する隊員ら=さいたま市西区

 埼玉県警は、交通機動隊経験者らによる白バイ部隊「埼玉の夕暮れ守り隊」を編成、さいたま市西区の県警機動センター警察車両総合訓練コースで出陣式を開いた。同隊は年末を前に、増加する重大事故の抑止強化が狙いで隊員らは死亡事故や二輪車事故の防止、自転車利用者に対する指導取り締りに励む。

 出陣式には66人の白バイ部隊員が出席。荻野長武交通部長は、夕方から夜間帯にかけて重大事故の増加が顕著になることを挙げ、「白バイの赤色灯を点灯させ『見せる街頭活動』を強化して危険な時間帯の交通事故を抑止することと車載マイクを有効活用し、多くの道路利用者に対して積極的な注意喚起を行ってほしい」と訓示した。

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