琵琶湖ホテル(大津市浜町)の敷地内に整備された畑でこのほど、地域の子ども食堂を利用する児童らが、タマネギの苗の植え付け作業に励んだ。
里山保全をテーマに長年活動する同ホテルと、多世代が集う「逢坂Smiledoor子ども食堂」が連携して初めて実施。未就学児から小学6年まで20人余りが参加した。
子どもたちはホテルのスタッフらの説明を聞いて、草を抜いたり土をならしたりして畝を整えた後、指で土に穴を開けてタマネギの苗を次々と植えた。最後に「布団代わり」のもみ殻をたっぷりとまいて仕上げ、歓声を上げていた。
今後はかかし作りや観察会を行い、春に収穫、カレーにして食べる予定。事前にタマネギの特徴などを詳しく調べたという京都女子大学付属小学校3年、藤田莉子さん(9)=同市春日町=は「初めての作業で楽しかった。甘くておいしいきれいなタマネギに育ってほしい」と笑顔を見せていた。