被爆から2か月後に撮影された映像 ユネスコ「世界の記憶」へ推薦決定 原爆の被害を伝える写真などと共に

広島の原爆を記録した写真と映像について、政府はユネスコの「世界の記憶」に登録するよう推薦することを決定しました。

推薦されるのは、1945年末までに広島への原爆投下について記録した写真1532点と映像2点で、広島市と中国新聞など新聞3社、RCCなど放送2社が申請していました。

RCCが申請したのは、日本映画社が1945年9月下旬から10月にかけ、「原子爆弾災害調査研究特別委員会」に補助機関として同行して撮影した110分の記録動画フィルムで、爆心地付近を含む広島市内の被害状況を収めています。

RCCではこれまで、この映像の所有者と共にフィルムの管理や動画に写る人たちや場所の特定を続けてきました。現在は国立映画アーカイブに寄贈して保管されています。

「世界の記憶」への最終的な登録の可否は、被爆80年となる2025年のユネスコ執行委員会で決まる見通しです。

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