吉村知事「あまり知られて…」大阪製ブランドを自虐交えアピール

大阪府知事が認定する、「大阪製ブランド」のアンバサダーに、西川きよし、ヘレン、かの子、忠志ら「西川ファミリー」が就任。11月28日に「大阪府庁」(大阪市中央区)でおこなわれた就任式には、吉村洋文大阪府知事も登壇した。

「大阪製ブランド」のアンバサダー就任式に登壇した左から吉村知事、西川きよし(11月28日・大阪市内)

大阪府内の中小企業が手掛ける優れた製品を「大阪製ブランド製品」として知事が認定し、 大阪のものづくりのブランドイメージを高めるとともに、 府内ものづくり企業の自社製品開発を促進する同取り組み。西川ファニリーは今後、選ばれし「大阪製ブランド」の魅力を国内外に発信していく。

就任式ではそれぞれに委嘱状が授与され、吉村知事は「作れないものはないと言われているくらい、大阪はものづくりの街。大阪ならではの独創的な発想が合わさった『大阪製ブランド』は平成24年から始めまして、今154製品が認定されています。・・・ちょっとあんまり知られていませんので、師匠にお力添えいただければと」と笑いを交えてコメント。

続けて「この素晴らしい技術を世に広めていきたい。折しも1年半後には万博がありますから、2800万人の方が国内外からいらっしゃるので、『大阪のものづくり』の魅力の発信をぜひこの機会にやっていきたいなと思います。これからもアンバサダーとしてよろしくお願いします!」と西川ファミリーに懇願した。

会場では、令和5年に認定された16製品のなかから、河内長野市の「CRAFT BIRD WOOD」による木で作られた絵本のパズルをはじめ、メリノウールを使った登山用の靴下、二重構造で雨音を軽減した傘のベストプロダクト3品を手に取り、きよしは「我々も勉強させております。大阪から全国に発信できるよう、アンバサダーとして務めさせていただきます」とアピールした。

© 株式会社京阪神エルマガジン社