【石垣】国内の観察例が少ない珍鳥ミドリカラスモドキ7羽が石垣島に飛来しているのが13日、確認された。石垣島フィールドガイド「SeaBeans」の小林雅裕さん(48)が撮影した。
ムクドリ科で全長20センチほど。インドからマレー半島、インドネシアの島々など、広い範囲に分布する。
真っ赤な瞳が特徴で、成鳥は全身が緑がかった光沢のある黒色。飛来したのは幼鳥とみられ、首から腹にかけて白色で黒い斑点があった。
またマガン3羽が餌を探す農耕地に、同じカモ科マガン属のカリガネが降り立つ姿も確認。小林さんは「ミドリカラスモドキの飛来は珍しい上に、仲が良さそうな7羽を観察でき、驚いている。カリガネもどうやって仲間を見つけ出すのか不思議」と話した。(政経部・福元大輔)
(写図説明)仲良く電線に止まるミドリカラスモドキ7羽=13日、石垣市内(小林雅裕さん撮影)
(写図説明)マガンが羽を休める農耕地に降り立ったカリガネ(左)=13日、石垣市内(小林雅裕さん撮影)