クッションフロアの張り直しはガラス繊維飛散に要注意!

クッションフロアの張り直しはガラス繊維飛散に要注意!

完成写真

レシピの概要

かかった費用

2000円

所用時間

2日

材料

角材(数本)
スペーサー(数個)
シリコンコーキング(1本)

工具

インパクトドライバー
コーキングガン
バール

作り方

STEP1

前回きれいに貼り終えたクッションフロアでしたが、床を歩いてみるとわずかに凹む分部や歪みのある箇所が気になったので調整や補強が必要だと思い・・・

STEP2

貼って何日も経っていないから張り直しもしやすいだろうと安易な気持ちでクッションフロアを剥がし初めてしまいました。それが悲劇の始まりで・・・

STEP3

意外と接着材がしっかり定着していてクッションフロアの下側の素材が板にくっついたまま剥がれてしまいました。

STEP4

それでも剥がし作業を強行していくと、クッションフロアの白い幕のような材料が床板に付いたままベリベリと剥がれてこのありさまです。

STEP5

しかもその貼り付いた素材のせいで床を固定しているビスがどこにあるか分かりにくくなり、ビスだと思ってインパクトをかけたら木材の節だったということが何度となく起こりました。

STEP6

よ~く見直してもう一度探すと、2cm隣にビスが埋まっていました。

STEP7

そのためビスだと思われる箇所にいきなりインパクトをかけるのはやめて、ビスをマイナスドライバーで探し当ててからインパクトで抜くことに。

STEP8

木材の中に埋まっている金属(ビス)を探し当てる金属探知機的な器械も使ってみましたが・・・

STEP9

時々当たることはあるものの、的中率は極めて低く、地道にマイナスドライバーでこじって探した方が早いのでこの器械は断念。

STEP10

そこでふと気付いたのですが、なんだか足がチクチクするなと・・・よく見ると靴下に細かい繊維状のトゲトゲが沢山ついているではありませんか!写真では非常に分かりにくいですが、クッションフロアの裏地にガラス繊維が練り込まれているようでフロアを無理に剥がしたことでその繊維が飛散してしまったようです。

STEP11

一旦それに気付くと、なんだか体中がチクチク痒くなってきました。。。今更ですが靴下を履き替えて、使い捨ての靴下ガードのようなアイテムと気密性の高いマスクを用意して再開です。作業着も汚れても捨てても良いものに着替えました。

STEP12

とりあえずこのカバーをしておけば作業後にカバーを捨てれば良いので安心です。

STEP13

気を取り直して作業再開で、床板の接着材が多く付いてしまっているところはバールでこじ開けました。とはいえ解体作業ではないのでなるべく丁寧に。

STEP14

クッションフロア→床板の順に剥がした後は念のため床板の裏側に防虫防腐材を塗っておきました。

STEP15

骨組みの補強と、床板を剥がしたついでに後から引き込む予定だった配線と引き込み線を引いておきました。

STEP16

全ての調整と補強が終わり、体中のチクチクする痒みを我慢しながら、顔や目をこすらないように注意してなんとか床板とクッションフロアを再び貼って元に戻しました。ガラス繊維は目に入ったり吸い込むと大変なので本当に要注意だということが身に染みてわかりました。

レシピのコツ・ポイント

クッションフロアを剥がす時は事前に完全防備の服装で準備してから作業することをお勧めします。空気中にもガラス繊維が舞っているのでゴーグルも必須で、掃除機をかける時は排気でガラス繊維が舞ってしまわないように注意です。

やってみた感想

ガラス繊維は車のエアロパーツのFRPにも使われていて研磨するときに繊維が飛散して大変な思いをした悪夢が蘇ってきました。これが体につくとお風呂やシャワーで落としても数日はチクチクがおさまりません。ガラス繊維だらけになった靴下は洗っても落ちなかったので捨てました。この作業はもうやりたくないなと思いました。

レシピを書いた人

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