滝藤賢一「仕事とのバランスがとれる」趣味のガーデニングで癒やし“自宅に600鉢以上”と明かす

俳優の滝藤賢一が、都内で行われた半導体材料メーカーの新CM発表会に登場し、撮影の裏話や、自身の趣味へのこだわりについて語った。

本CMは、半導体製造の後工程で使われる材料で世界シェアNo.1のレゾナックが展開し、滝藤演じる開発者が「日本の半導体が遅れているという思い込みは捨てよう」と熱く訴えるシーンが印象的なCMとなっている。

高い演技力を評価されCMに起用されたと聞いた滝藤は「うれしいです!」と開口一番。新CMの出来栄えについては「メガネが半分に割れてバッと(自分が)出てくると思わなかったので、強烈なインパクトで始まった」と印象を語ると「日本の半導体が世界から遅れているという固定概念を打ち破って、働いている方々の地道な作業などが30秒の中に詰め込まれている」と手応えを口にした。

さらに、難しい専門用語が登場する役どころについて「半導体という言葉になじみがなかった。意味がわからないまましゃべるのは嫌で、自分の中で咀嚼(そしゃく)して、納得できるように言葉を分解して演じた」とその苦労を明かした。

知られざる“すごい”ところを語る滝藤

続いて、レゾナックと滝藤の知られざる“すごい”ところを互いに紹介することに。先にレゾナックの話を聞いた滝藤は「もうやらなくていいんじゃないですか(笑)」と照れつつも自身のすごいところを3つ語った。

1つ目は“自宅に植物の鉢が600鉢以上”という驚きの数字が飛び出し、そのすべてを自分で管理するほどガーデニングが好きという滝藤は「仕事とのバランスがとれる、一旦仕事から離れられる重要な趣味。休みの日でも台本を何冊も抱えているので、そういうのを1回“無”にできる」と熱弁した。

2つ目は“料理ごとにフライパンを使い分けている”というもので「鉄のフライパンをいくつも持っていて、卵焼き、ベーコン、ぎょうざ、野菜いためなど料理ごとに分けている。料理がしたいというよりは、鉄のフライパンを使いたいというところから始まった」とそのこだわりを語り、得意料理を聞かれると「広島風お好み焼きですかね」と笑顔で答えた。

3つ目は“一だけは書き続けている”と自身の名前に入っている“一”への愛着を明かし、「字を書くのが好き。すぐ台本に何か書き込んでしまう。その本をベースに作品に関わっていくので、それがピカピカよりも使い込んだ感じが好き」と自身のスタイルを明かした。

“存在”の2文字を披露する滝藤

最後に、CMにちなんで“思い込みを打ち破った姿”をテーマに書道をすることになった滝藤は「こういう字だったかな」と緊張しつつも筆を走らせ、“存在”の2文字をしたためた。その理由について「色々経験して、色んな仕事をさせていただく中で、たどり着くのは“存在”かな。人間の厚みというか、そこに存在するだけで成立させられる俳優を目指して頑張っている」とベテラン俳優ならではの信念を語った。

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