意識不明の男性、横断歩道から4メートル先に倒れていた 夜の交差点付近、音がして振り向いた通行人が発見…右折車が走り去る 2日後に出頭した会社員を逮捕、車は会社名義「逃げてしまった」頭骨折で今も男性入院中

ひき逃げ容疑、会社員の男を逮捕=所沢市

 埼玉県所沢市で24日夜、市内の男性(75)が車にはねられたひき逃げ事件で、所沢署は27日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、同市上新井4丁目、会社員の男(68)を逮捕した。

 逮捕容疑は24日午後10時ごろ、同市山口の市道交差点で軽ワゴン車を運転し、右折の際、路上にいた男性をはねて頭の骨を折るなどのけがを負わせ、救護措置を取らず逃走した疑い。男性は現在も入院中という。

 同署によると男は26日午後6時ごろ、同署に出頭し「車で人とぶつかって逃げてしまいました」と話したという。車は勤務先の会社の名義だった。

■音がして振り向いた通行人、意識不明の男性発見(以下、初報記事)

 24日午後10時ごろ、所沢市山口の市道交差点で、同市在住の男性(75)が東村山方面から新座方面に右折してきた車にはねられ、頭などを強く打って意識不明の重体で搬送された。

 はねた車はそのまま逃走。所沢署でひき逃げ事件として捜査している。

 所沢署によると、通行人が交差点付近で音がしたため振り向くと人が倒れており、車はそのまま新座方面へ走り去ったという。

 現場は信号機付の十字路交差点で、男性は横断歩道から4メートルほど離れた道路上に倒れていた。

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