千葉県警が注意呼びかけ ネットバンクの不正送金被害が急増

千葉県警が注意呼びかけ ネットバンクの不正送金被害が急増

 インターネットバンキングのパスワードなどが盗まれ、預金が別の口座に移される被害が急増しているとして千葉県警が注意を呼びかけています。

 千葉県警によりますと、県内の2023年1月から9月末までのインターネットバンキングの不正送金による被害額は約2億8200万円、被害件数は238件に上っていて、被害額・被害件数ともに、すでに2022年1年間を大幅に上回っています。

 手口の多くは金融機関などを装って偽サイトに誘導するメールを送りつけ、利用者のIDやパスワードを盗む「フィッシング」と呼ばれるもので、千葉県警は金融機関へのログインは公式アプリなどから行うように注意を呼びかけています。

 不正送金被害は全国的に増加していて、警察庁によりますと2023年1月から8月4日までで全国の被害額は約30億円、被害件数は過去最多の2322件に上るということです。

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