勤務時間は自由 従業員ファーストの“クセ強”ド派手社長が今度は「甘党男子」とステージに 冬の夜空に5000発の花火も

11月25日、岐阜市で行われた冬の花火大会、仕掛けたのは「クセ強ド派手社長」です。その思いを聞きました!

11月25日、岐阜市で開かれた、とある祭り。

キッチンカーに特設ステージも設置され、大いに盛り上がりました。

この祭りを開催したのは岐阜市のプリント加工会社「坂口捺染(さかぐちなせん)」の坂口輝光(てるみつ)社長(41)。

坂口社長と言えば…。

ド派手なアクセサリーに金髪がトレードマーク。

(坂口捺染 坂口輝光社長)
~スマートフォンの画面を見ながら~
「写真フォルダには『俺』っていうフォルダがある」

自分のことが大好きなだけでなく…。

(従業員)
「(Q:出勤時間は?)特にないです。(子どもを)保育園に送って、家のことをちょっとしてから出勤している」
「78歳です。(入社)2年目です」

「坂口捺染」の勤務時間は自由、さらに採用年齢に決まりはなく、従業員ファーストの経営者。

そんな坂口社長が今回、祭りを開催した理由は…。

(坂口捺染 坂口輝光社長)
「イベントは常に子ども。子どもを喜ばせるために大人が必死になる姿を見せることで。楽しいと思って、子どもが大きくなった時に『俺みたいになりたい』と思ってくれれば」

「子どもたちを喜ばせたい」その一心で、ことし8月にはなんと、自ら全身金色タイツに身を包み、夏祭りを盛り上げた坂口社長。

(坂口捺染 坂口輝光社長)
「(Q:子どもたちの表情はどうだった?)見りゃわかるでしょ、これ。最高でしょ。僕1人の力では、もちろんできないし、いくらみんなが協力してくれたからといっても、お客さんが来てくれなかったら意味がない。(地域の)一体感が出たかなと思うので、すごくよかったです」

今回の祭りは…。

全国に、お菓子を配りながらライブ活動をするアイドルグループ「甘党男子(あまとうだんし)」に混じり、慣れないダンスではありましたが会場を大いに盛り上げました。

そして、社長も配ります。祭りのフィナーレには…。

「3・2・1!」

打ち上げ花火が冬の夜空を彩りました、その数なんと5000発!

(子ども)
「めちゃめちゃ楽しかった」
「花火の音が、いい感じで楽しかった」
「冬に久しぶりに花火が見られて、すごくカラフルで、きれいでうれしかった」

(坂口捺染 坂口輝光社長)
「みんな笑顔になっていたし、よかった。いい思い出になったんじゃないかな、冬に」

地域の子どもたちに笑顔でいてもらいたい、そのために大人が一生懸命に何事も!

(坂口捺染 坂口輝光社長)
「継続して(祭りを)やってあげることで、気付きが生まれたりすることがある。できる限りやっていきたい」

坂口社長の挑戦は、まだまだ続きます。

© CBCテレビ