連続窃盗の疑いで男を逮捕・送検 タイヤ・貴金属など270点 351万円の被害【長野】

今年7月、上田市の車庫からタイヤが盗まれる様子を捉えた防犯カメラの画像です。この事件を含む19件の窃盗などを繰り返した疑いで、警察は38歳の男を逮捕・送検しました。

7月のある朝。ガレージの前に停まった軽トラックから出てきた人物。帽子・マスク・手袋を身に着けています。周りの様子を伺いながら持ち出したのは、タイヤです。
素早い動きで次々と、タイヤを車の荷台に積んでいきます。夏用タイヤ8本です。車が去るまで、その時間は、わずか3分ほどでした。

■被害男性
「ここに本来は車があって、まさにここにタイヤハウスが積んであって、車がここギリギリまで入っていたんですよね。お怒りモードというよりびっくりモードの方が高くて…」

この事件があった7月、警察は住所不定・無職の38歳の男を、15万円相当の自転車1台を盗んだ疑いで逮捕しました。この男は、6月ごろから7月にかけて、上田市のタイヤ盗難を含む合わせて19件の窃盗などを繰り返した疑いで送検されています。
盗まれたのは上田市や千曲市、青木村、群馬県で、自動車やタイヤ、金属部品などおよそ270点、被害額はおよそ351万円に相当します。

県外の買い取り業者に売って現金を得ていました。
警察の調べに対し男は容疑を認めていて、遊ぶ金や生活費欲しさで犯行に及んだということです。

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