緊急避妊薬が全国150の薬局で試験販売 宮城県は仙台市の3店舗

望まない妊娠を防ぐための緊急避妊薬、いわゆるアフターピルを医師の処方箋無しで購入できる試験的な取り組みが全国の薬局で始まりました。宮城県では3店舗が対象です。

緊急避妊薬は性行為から72時間以内に服用すれば、妊娠を一定程度防ぐことができます。

試験販売は全国145の薬局で始まり、宮城県では仙台市宮城野区小田原の調剤薬局ふぁるまブリエ、宮城野区高砂のカメイ調剤薬局高砂店、若林区荒井東のあらい薬局の計3店舗が対象です。

購入できるのは16歳以上で、価格は7000円から9000円です。転売防止のた、め薬剤師の前で薬を飲むことが条件となっています。

今回は調査研究を目的とした試験販売で、2024年3月までの予定です。

宮城県薬剤師会加茂雅行副会長「今回はあくまでもOTC(処方箋なし)販売をする際の検証をするための調査研究でございます。研究がどのように行われたかによって今後の販売の方向が決められていく材料の1つになる、そういった形になろうかと思います」

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