ドリー・パートン、テキストではなくFAXを送る理由を説明「返事をするのが嫌だから」

カントリー・ミュージックを代表するドリー・パートンは、最新アルバムで新しいサウンドを取り入れたが、人生を完全にアップデートする準備はできていないようだ。

現地時間11月27日に放送された米TV番組『ザ・ドリュー・バリモア・ショー』で、77歳のパートンは、テキストメッセージを送ることを拒否し、コミュニケーションに関してはFAXや電話を好んでいることを司会者のバリモアに語った。

「私はハイテクの世界ではローテクの女です。私の周りにはハイテクの世界に生きている人たちがたくさんいますが、私に話しかけたい人全員と話したいわけじゃないんです。返事をするのが嫌だからメッセージを送りません。誰かから電話がかかってきたら、話したければ出ますし、かけ直せるときにかけ直します。そうしないと、考えることが多すぎます」とパートンは述べた。

パートンは「もちろん、私は愚かではありません。学ぼうと思えばできます。でも、私はFAX機があれば、クリエイティブな作品をスタッフに送ることができます。私は世界最高のスタッフに恵まれ、素晴らしい人たちに囲まれています。一日中スマホに顔を向けている時間がないだけです」と、自分の習慣を変えることはできるが、単にしたくないだけだと付け加えた。

リーバ・マッキンタイア含む他のアーティストは、パートンがテキストよりもFAXを好むことを以前に指摘している。2022年に公開されたApple Musicの『サザン・アクセンツ・ラジオ』のインタビューで、マッキンタイアは「ドリーに電話するんじゃなくて、FAXを送るんです。自分のスタッフにFAXを送って、彼たちが彼女のスタッフに繋ぎます。それが彼女に連絡を取る唯一の方法なんです」と語った。

テキストを送るのが嫌いなパートンだが、最近確かに忙しく過ごしているようだ。豪華アーティストを迎えたロック・アルバム『ロックスター』は、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で3位に初登場し、全ジャンルを網羅した同チャートにおいて自己アルバムの最高位記録を達成した。

また、このアルバムは、トップ・ロック・アルバム“Top Rock Albums”、トップ・ロック・アンド・オルタナティブ・アルバム“Top Rock and Alternative Albums”、トップ・カントリー・アルバム“Top Country Albums”、トップ・アルバム・セールス“Top Album Sales”、トップ・カレント・アルバム・セールス“Top Current Album Sales”、インディペンデント・アルバム“Independent Albums”を含む米ビルボードのいくつかのチャートの首位に輝いた。

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